サイバーエージェント、3QはABEMA損失改善も”ウマ娘周年イベ”反動などで大幅減益
サイバーエージェントは26日、自社の2023年9月期第3四半期決算(4〜6月)を報告した。ABEMAを含めたメディア事業や広告事業は増収になるも、ゲーム事業が想定を下回り大幅減益を記録。結果として連結売上高はYonY0.2%減の1,717億円、営業利益はYonY 86.2%減の14億円に着地した。
同日公表された決算資料や短信によると、メディア事業においてはインターネット放送局「ABEMA」の関連売上高が順調に推移し、損失改善に繋がったと説明。全試合独占生中継で大きな話題となった「FIFA ワールドカップ」などが引き続き寄与し、「投資期を経て赤字縮小局面に入った」としている。
メディア事業や広告事業では周辺事業が順調に推移している一方、ゲーム事業は3月の「ウマ娘」を始めとした周年イベント等で伸びた2Qからの反動が大きいことや、収益性の高いタイトルの減収などが影響し、減収減益となった。
同社は発表にて今後の中長期な見通しについても言及し、「ABEMA」の先行投資期や約2年に及ぶ「ウマ娘」の特大ヒット期を経て、FY2024以降は増収増益期へと移行すると予測している。