サムスン、3つ折りスマホディスプレイを開発:1枚の画面で3つの領域を作成、低価格化へ期待


アイキャッチ画像

韓国・サムスン電子が3つ折りで構成されるスマートフォンディスプレイを開発していることが同社が米国特許商標庁に提出した出願資料より明らかとなった。

※アイキャッチ画像はSamsung Displayが開発した「Flex S」=CES2022

海外媒体のPatently Appleが5月2日に公開した報告によると、この3つ折が特徴的なディスプレイは2020年から開発されていることが今回同様、特許出願資料より分かっており、今回提出された資料ではそれらの出願内容よりも細かな仕様が明記されているという。

資料によると、このディスプレイは1枚のOLED(有機EL)ディスプレイと2つのヒンジで構成されており、ヒンジ用いて3つに折り曲がることで最大三面の異なる映像領域を作り出すことができるとしている。また、各ヒンジには折り曲がりを認識するセンサが搭載され、開閉の状態をOS側に伝えることで複数の表示モードを切り替えることができるという。

現在同社は横に畳める「Galaxy Z Fold」と縦に畳める「Galaxy Z Flip」の2シリーズの折りたたみスマホが展開されており、特にFoldシリーズについては折り畳み時と展開時で異なるディスプレイを用いていることなどから最新機種は24万円と高価な値段設定になっている。報じたPatently Appleによると、「一枚の柔軟なディスプレイを使用することで、折りたたみスマートフォンの小売価格を抑え、より大きな市場に到達するための最大の障壁であるコストを削減することができる」という予測を立てている。

同社は2022年1月に開催されたデジタル見本市・CES2022でも同様の三つ折り式ディスプレイのデモを発表しており、現地ではデバイスを内側に 2 回折りたたむことができる「Flex G」と内側と外側に折りたたんでS曲線状になる「Flex S」の2つの方式の実験機を公開していた。

先日の5月11日にはGoogle社も「Google Pixel Fold」と称した新製品の投入を発表し、折りたたみスマホ市場への参入を遂げた。Androidの開発元であるGoogleの参入によりOS分野における折りたたみスマホの利便性の向上はもとより、上記の技術を用いた低価格化・民主化に期待される。

※Source:https://www.patentlyapple.com/2023/05/a-new-samsung-patent-reveals-a-dual-hinged-foldable-smartphone-with-3-distinct-panel-display-areas.html(その他画像も情報元より見ることができます)

オタク総研編集部

著者 オタク総研編集部
アニメやゲーム・ITから最新ガジェットまで幅広い内容をオタク総研編集部やライター陣が深掘りしてお届けします!