3Dモデルを配布する前に絶対中身を確認すべきという忠告が話題。最悪名前が割れる可能性も


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近年、3Dプリンターやゲーム開発などで3Dモデルの需要が増しており、特にFBX形式は多くの3Dソフトウェアでサポートされている3Dデータフォーマットとなっている。そんなFBXファイルについて”ネット上にアップロードする前に絶対確認すべき”という忠告が話題になっている。

話題となったのはmqdlさんのツイートで、過去にも注意喚起を行っているそう。3Dモデリングソフトなどで出力されたFBXファイルは「保存されたファイルのフルパス」がファイルの先頭に記述されることがあるという内容だ。保存されたファイルのフルパスが残っていると何が不都合かというと、もし自分の名前でWindowsをセットアップした場合その名前が”割れる”可能性があるからだ。

実際にネット上に公開されているファイルを確認してみると、「Original Name」というKeyにてフルパスが記載されていた。この場合は問題なかったが、もし自分の名前でWindowsを使っているならば「C:\Users\(名前)\Downloads」という文字列が埋め込まれたままネットに公開されることとなるため要注意というわけだ。

ではどのようにこれらの問題を未然に防ぐかについてだが、メタデータを記録させないような設定にするのは勿論のこと、ネット上で創作活動を行う方は「Windowsのセットアップ時に自分の名前を使わない」ことを強くおすすめしたい。

しかし、Windows11からはセットアップ時にMicrosoftアカウントが必要となり簡単にはいかないこともあるので、その際は他にも「Cドライブ直下に保存する」や「保存後にテキストエディタで手動で削除する」など対策を講じていただきたい。また、これらに心当たりがあるクリエイター各位はぜひファイルの差し替え等も検討してほしい。

一部のコードエディタはバイナリとして注意されることもあるが無視して開いてOK

市井

著者 市井
オタク総研媒体統括 兼 合同会社サブカル通信社執行役社長。専門領域はアニメ、テクノロジー(ガジェット)、プログラミング、コンテンツビジネス。PRプランニングやIP調達なども担当しています。新作アニメ、海外スマホ、東南アジア好き。