ファイル転送の進捗を表す”アレ”がゲームに 遊んでみたら奥が深かった

ファイル転送の進捗を表す”アレ”がゲームに 遊んでみたら奥が深かった

Windowsでファイルやフォルダを移動したりコピーしたりする際に進捗を表示する「プログレスバーウィンドウ」がゲームになったとして話題になっている。

ユーモアあふれるゲームの名前は「Copy Dialog Lunar Lander」。3日前にリリースされたのにもかかわらずStar数(いいね)は1,600を超える。READMEによると、「仕事を続けるために、巨大なファイルを操作する間は待つしか無い。しかし、プログレスバーを”月着陸船”に見立てて上下左右に動かすことで楽しい待ち時間にしよう」とのこと。

遊び方

以下のコード共有サイトにて公開してあるファイルをダウンロードして解凍。
https://github.com/Sanakan8472/copy-dialog-lunar-lander

フォルダ内の「CopyDialogLunarLander.exe」を起動したらタスクバーにプログラムが常駐するのであとは任意のファイルをコピーするだけ。

操作方法は「スペースでやり直し・着陸船の操作は↑↓←→」とシンプル。プログレスウィンドウをアクティブにしないと動作しないので注意。

落下速度なども考慮する必要があり、落下速度が速すぎたら壊れてGame Overとなる。また、見事着地しても▽でマークされた着地ポイントから離れていたらGame Overとなってしまう。

また、ファイル転送を一時停止する場合にはプログレスバーの色は黄色になる。その状況のことを開発者は「灼熱の砂漠」と呼んでいた。

ITの知識を上手く活用

このプログラムを使って単純にプログレスバーで遊んで終わりなのはもったいない。パソコンや情報技術の知識を組み合わせると面白さが倍増する。

「Copy Dialog Lunar Lander」はファイルの転送に注目したゲームだが、ここでファイル転送に関する知識を紹介。HDDなどの記憶装置からデータを読み書きする際には大まかに2つのアクセス方式がある。

先頭のデータから順番にアクセスする方式を「シーケンシャルアクセス」、一方記憶装置に散らばっているデータを直接アクセスする方式を「ランダムアクセス」と呼ぶ。
シーケンシャルアクセスは主にサイズの大きいファイルの転送速度に影響し、ランダムアクセスは”数が多い”ファイル転送やOSやソフトの起動時間に影響する。

アクセス方式の概念図 by Wikipedia

単純にHDDとSSDを比較すると、速度はSSDのほうが圧倒的に早いため遊べる時間も短くなる。しかし、例えば「3万のファイルを転送する」といった過度なランダムアクセス性能を必要とする場合は遊べる時間は格段に長くなるのだ。

※300MBの動画ファイルの転送時間 … 2秒程度
※35,000ファイル・合計60MBの転送時間 … 2分半

CrystalDiskMarkを使うとこれらの性能を測定可能だ

また、開発者によると「記憶装置・インターネット・VPNなどの一般的な信頼性の低さのおかげで、レベルは無限にある。同じレベルを2回やっても全く変わった体験を楽しむことができる」と述べており、単純なゲームに見えて実は奥が深い。そんなゲームだ。

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