【警告】Bingで「長野市ホームページ」と検索すると最上位に危険サイトが=詐欺に注意
昨日6月9日にMicrosoft社の運営する検索エンジン「Bing」にて、「長野市ホームページ」と検索した際に長野市公式のHPではなく詐欺の恐れのある危険サイトが最上位に表示される問題が発覚した。
簡単な詐欺サイトの検証
そこで今回本メディアで「長野市ホームページ」と謳って検索ランク最上位にあった危険なサイトを調査した。中にはキーロガーなどのバックドアが仕込まれている極めて危険な場合も存在するので以下の情報の実際の検証は控えていただくことを厳に推奨する。
まず目につくのが一見危険サイトへのリンクに見えないという点だ。これはリッチリザルトと呼ばれる、検索した利用者が特別なサイトにアクセスせずともニュースやウィキペディアの情報を見ることが出来る機能が影響している。
様々な信憑性の高い情報に囲まれる形で危険サイトが表示されているのでインターネットに慣れている人間でもクリックしかねない。
アクセスした瞬間危険サイトに遷移
まず「diseno.librogratis.info」のドメインの該当のサイトにアクセスしたら、表示されている画面全体に危険なページへ遷移してしまうリンクが貼られていることがわかった。
リンク先は直接的な詐欺の可能性はないものの、偽のウイルス対策ソフトのページやスパム通知を送信される可能性がある。
Flash更新ポップアップも危険
「長野市ホームページ」と謳っているページの右下には「Adobe Flashを更新してください」という旨のポップアップも表示。こちらもリンク先は危険なのでクリックはNG。
大手メディアに掲載されるも未だ未解消
執筆時、10時間前に読売新聞などが報じているにもかかわらず、現在もこの事態の解消には至っていない。もし長野県に在住のインターネットが不得意な高齢者などが家庭にいる場合は是非注意の呼びかけをしていただきたい。
DuckDuckGoなど他の検索エンジンにも影響
また、編集部の調査によれば危険サイトが検索ランク上位に掲載される事態は他の検索エンジンにも影響を与えている。プライバシーを重視する検索エンジンサービスの「DuckDuckGo」はBingから検索情報の提供を受けている都合上、Bingと同様に危険なサイトがランク最上位に掲載されている。
BingはWindowsのデフォルトインターネットブラウザ「Microsoft Edge」の標準の検索エンジンに指定されている。今回の問題は特にインターネットに疎い利用者にも影響が予想される。Microsoft社による迅速な対応がも飲められる。