新型「Apple M3」搭載のMacは来年にお預け?TSMC製造チップの供給が滞るとの予測
Appleは2023年内に投入すると言われていた新型チップ「Apple M3」について、製造プロセスにおける安定供給に影響が生じ、同チップを搭載したMacBookとiPadの発売が来年以降に延期になる懸念が生じている。
M3チップは、TSMC製の3nmプロセスで製造されるApple独自の次世代プロセッサとして、現行のM2チップに比べて性能と電力が大幅に向上することが期待されている。 そしてAppleは今年、WWDCなどでM3チップを搭載した新型MacBook ProやMacBook Air、iPad Proなどのデバイスが今年〜来年にかけて投入されるという予測が出ていた。
しかし、リーカーのRevegnus氏が投稿したツイートによると、TSMCは3nmプロセスで技術的な問題に直面しており、年内での十分なAppleの需要に対応することができない可能性があるとの見方を示している。同氏は続けて〈AppleはM3チップの発売を来年まで延期することを決定しており、M3チップを搭載したMacやiPadは今年中に発売されないことになる。〉とコメントした。
https://twitter.com/Tech_Reve/status/1653641879249092609?t=Rr4Rbtq9LWZY2XaDymXxRg&s=19
なお、AppleはiPhone向けの3nmプロセス製造のチップ「A17 Bionic」を今年発売されるであろうiPhone 15シリーズに投入することが予測されており、一部の識者からは〈シェアや戦略からしてA17の安定供給はAppleにとって非常に重要で、M3を犠牲にしてでも優先するのではないか〉との意見が見られている。