【現地調査】台北のオタク店&電気街探訪:激レア「とらのあな直営店」やアニメイト、海外スマホの天国まで


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日本から地理的にも近く友好的なため、安価で行きやすい観光地として知られている「台湾(台北)」。本記事ではそんな台北にある「オタク街」や「電気街」を”オタク”の視点で現地調査してきたので紹介する。

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西門町周辺には絶滅寸前の「とらのあな直営店」も

まずはじめに紹介するのは「西門町」や「漢口街」周辺。誤解を生まないように説明しておくとこれらの街は池袋や秋葉原のような「オタク街」ではない。「西門町」は若者文化の集積地としてしばしば台湾の”原宿”と称され、「漢口街」は”カメラ街”と言われる多くのカメラメーカーが集まる地域となっている。

地図データ ©2023 Google

アクセスも非常に勝手がよく、台北MRT西門駅から東に行けばカメラ街、西に行けば西門町。そんな西門町エリアだが、実は絶滅危惧種クラスの店舗がここに存在することでオタク達の間で有名だ。

その店とは、同人誌通販や販売を手掛けていることで有名な「とらのあな」。同店は昨年8月に2店舗を除く全ての直営店舗が閉店し、その残った2店舗の一つという非常にレアな店舗となっている。

台北店の店内はかつての秋葉原店や現在も営業している池袋店と同様に、同人誌の販売がメインで、そのほとんどが繁体中国語に翻訳されていない日本語だったのが印象的。基本的に「とらのあな」は同人誌の受託販売と流通がメインであるため、ローカライズは行われないという。

日本語の同人誌がたくさんある一方、地元台北の同人作家が書いたであろう作品も陳列されていた。ちなみに R18エリアもあり、二次創作作品数を見る限り日本と人気は順応している印象だった。(諸般の都合で記載はできないため実際に見てみて確かめてみてほしい)

そんなレアな「とらのあな」のすぐ近く、西に歩いて数分で「アニメイト台北」が見える。本店舗は地下にあり、フロアの2/3が「アニメイト」・残り1/3がグッズの中古販売を行う「らしんばん」。こちらは先ほどの「とらのあな」とは異なり繁体字版にローカライズされた漫画作品やラノベ作品を中心に取り扱っている。

入ってまず感じたのが「人が多い」。繁体字が読めなくても、「この元作品はなんでしょうゲーム」を即興でできるのでぜひ立ち寄ってみても良いだろう。アニメイト系列では先程の虎之穴からすぐ近くの北門方面には単独で「Animate Cafe Taipei(アニメイトカフェ)」が見られた。

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ちなみに西門町は観光で有名な、非常に活気の溢れた街だったのでアニメファンの如何に関わらず行くべきだと感じた。

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サンリオとコラボした限定セブンイレブンもある

台北駅地下街にはゲーセンや特設展示

実際に現場取材にて、現地の人にも「アニメやゲームが沢山あるところ知ってる?」と伺ってると多くの方におすすめされたのが西門町ともう一つ、「台北駅地下街」だった。

台北駅とはその名の通り台北の中心に位置するターミナル駅で、桃園国際空港と連絡するMRT・台北市内を走る2系統のMRT・台湾高速鉄道(HSR)・国鉄などへの乗り換え駅となっている。

そんな中心地にゲーセンやガチャガチャがあるのか?と疑問を抱いていたが、実際に行ってみると確かにそこにはチュウニズムのような音ゲーを楽しむ方からクレーンゲームに挑戦する方まで多くの人がいた。所によってはTAMASII NATIONの展示もあったりと、筆者は何処か池袋味を感じた。

また、筆者が訪れた2月初旬には台北地下街の第12広場にてバンダイのホビーブランド「TAMASHII NATIONS」のポップアップショップが開催されており、『チェンソーマン』や『BLEACH』、『呪術廻戦』『ワンピース』『ドラゴンボール』『仮面ライダー』『ウルトラマン』といった作品にスポットを当てた展示が行われていた。

取材時はヘブバン広告の天国だった

こちらはあまり長い時間滞在できなかったため、感覚での記述で申し訳ないが、現地の人曰く「台湾の店は昼の12時頃からしか開かないところが多い」らしく、朝行ってみるとどこも空いてなかったのでその点注意しよう。

そのほか、西門町や台北駅周辺ではないもののフィギュアやホビーを中心に取り扱う「模型格納庫」という店舗なども台北市・新北市近辺で複数店展開されているという。

vivo、Realme…海外スマホオタク歓喜の「光華電気街」

続いて視点をアニメやゲームからガジェットに切り替えて台北を調査する。台湾ではスマホ、パソコン、その他電子機器(カメラ等)は「3C」というカテゴリで括られることが多く、「〇〇3C」といった店名を見かけたら「精密機器の販売や修理を行う店なんだな」と思うと良いそう。

そんな「3C」を取り扱う店舗が密集するエリア、いわゆる電気街は台湾にも存在し、「光華電気街」が非常に有名とのことで早速行ってみた。光華電気街は古くからのシンボルであり個人店の多い「光華数位新天地」と、比較的新しく直営店の多い「三創生活園区」の2つのショッピングモールが有名だという。

特に「三創生活園区」はvivoやRealmeといった、日本に進出していないスマートフォンメーカーのオフィシャルショップや旗艦店が多く立ち並んでいた。

台湾で発売されているスマートフォンは「グローバル版」と呼ばれ、中国本土で発売されている「大陸版」とは異なりGoogleサービス(GMS)が標準で利用することができるため、使い勝手が非常に良いというメリットがある。例えばvivoの大陸版スマホはOriginOSというGMS未対応OSが搭載されているが、グローバル版はFuntouch OSというGMS初期搭載OSが搭載されている…などなど。

なので、もし海外スマートフォンに興味がある人は行ってみて歓喜すること間違いなし。さらに、同じく「三創生活園区」の1階では日本アニメのポップアップストアや「MyAnime Café 動漫主題咖啡庁」などがあるため、アニメファンも行って損はないだろう。

ちなみに隣にある「光華数位新天地」や電気街の地下は打って変わって、個人経営と思しきスマホアクセサリーショップが多く立ち並んでおり、ガラス修理のお店なども多く見受けられた。

以上、オタク視点で台北各地を散策してみた感想を紹介した。中には「外国に来てまですることかよ」と思う方もいるかも知れないが、どんな作品がどれくらいの人気なのか、どれくらい取り扱われているかなどを知るには現地で現場検証すると生で実感できるので非常におすすめだ。(ただし、時間があるときに限る)

※今回紹介した店舗マップ(見られない場合はこちら

また、もし台湾に精通している方で「ここもおすすめ」とアドバイスをいただける方がいらっしゃいましたら、公式Twitterまでダイレクトメッセージにてご教授お願いします。

※海外で販売されているスマートフォンは技適未対応であることが殆どで、日本国内で利用する際は電波法や電気用品安全法に抵触する可能性があります

市井

著者 市井
オタク総研 媒体統括。専門領域はアニメ、テクノロジー(ガジェット)、プログラミング、コンテンツビジネス