東宝は女性1位に…27年卒に聞く“就職人気企業”は?任天堂などエンタメ系が上位席巻


東宝は女性1位に…27年卒に聞く“就職人気企業”は?任天堂などエンタメ系が上位席巻
就活面接イメージ

学情が実施した2027年卒の「就職人気企業ランキング」において、伊藤忠商事が8年連続でランクインし、2001年以降の連続首位記録を更新した。同時にエンタメ関連企業のランクアップも目立っている。

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総合ランキング上位10位

2027年3月卒業予定の全国大学3年生および大学院1年生、15,492人を対象とした総合ランキング。首位の伊藤忠は非資源分野を主力とする総合商社として、アパレルやコンビニ大手のファミリーマートといった生活消費分野も展開来るなど、一般消費者に近い事業展開が人気の要因となっているという。また、午後8時以降の残業を原則禁止する「朝型勤務」取り組みも。

そして、映画やアニメーション製作で知られる東宝は前回の5位から3位に浮上。特に女性ランキングでは1位(前回4位)へと急上昇した。今年の興行収入ランキングでトップを走る「劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来」や「国宝」など多数の人気作品を擁し、2025年度は最高益を見込むなど、業績の好調さが人気につながっている。

また、東宝に続きエンタメ業界の躍進も顕著で、任天堂(4位)や集英社(7位)、IP戦略を強化するKADOKAWA(9位)など、強いコンテンツを持つ企業が引き続き強い人気を維持している。その他オリエンタルランド、バンダイ、ソニー・ミュージック、バンダイナムコエンターテイメント、小学館、コナミグループ、セガ、東映、カプコンなどランクインした。

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他方、金融系企業も底堅い人気を見せ、順位を上げた企業が目立つ。大手銀行では三菱UFJ銀行が33位(前回58位)、三井住友銀行が52位(前回77位)、りそなグループが63位(前回105位)と大きく順位を伸ばした。

著者 経済/社会担当
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