新聞業界も応援広告に熱視線―毎日新聞、推し活ファン向けの全面広告 35万円から出稿できる

毎日新聞社は17日、アイドルやアーティスト、VTuber、アニメキャラクターなどの推し活をするファンを対象とした新サービス「oshi-noru(オシノル)」を開始すると発表した。新聞朝刊の全面広告枠を活用し、ファンが「推し」の魅力を全国に発信できる仕組みを提供する。
本商品では、新聞広告の特徴である日付指定での掲載により、推しの誕生日や記念日にファンが制作した広告ビジュアルを掲載することが可能となる。また、新聞読者にとどまらず、SNS上での話題化も狙う新たな広告価値の創出も狙える。
出稿費用は350,000円~3,050,000円。特設サイトによると北海道支社版が35万円、東京本社版が150万円、全国版が305万円との設定になっている。
近年、駅の電飾看板や屋外サイネージを使った「誕生日広告(センイル広告)」や「応援広告」がファンの間で定着している。毎日新聞はこうした推し活の文化に着目し、新聞の広告枠をファンに活用してもらう新たなサービスを立ち上げたという。

同サービスは毎日新聞社の新規ビジネス提案制度「MAI TURN」から生まれた事業で、「毎日新聞が推し活のプラットフォームになり、皆さんが応援しているアイドルやアニメキャラクターをたくさんの人たちに見てもらう機会を作る」と背景を説明。部数減などが響く新聞業界の中で、広告を通じた盛り上げに期待される。
申し込みは他社サイト「Cheering AD(jeki応援広告事務局)」を通じて受け付ける。仕様等は以下の通り。
期間:1日間
料金 (税別):350,000円~3,050,000円
開始日:任意
サイズ:1ページ・全面広告(天地511mm×左右380mm)