人気ゲームのアニメ化巡り「生成AIは一切使ってません」異例の声明 海外ファンからの指摘受けて「全編手書き」強調

フロム・ソフトウェアによるゲームタイトル『SEKIRO』のアニメ化について、制作を手がけるスタジオQzil.laが22日、制作工程において「生成AIは一切使用しておりません」との声明を発表した。
先日初めて情報解禁が行われた本作。正式名称『SEKIRO: NO DEFEAT』はフロム・ソフトウェアの人気アクションアドベンチャーを原作とするアニメ作品として、全編手描きによる2Dアニメーションとして制作されることが公表されていた。
しかし、Xや海外掲示板では一部の海外ゲームファンを中心に、制作スタジオのQzil.laが生成AIを使用している可能性があるとの指摘が投稿されていた。
スタジオ公式サイトにAIなどの最新技術を活用した制作プロセスを紹介していたことや、過去の制作事例において「アニメーションの約6割がAIを使用して制作されている」との発表が行われていたこと、NFTプロジェクトとの協業実績もあったことから「全編手描き」という手法に疑念が持たれたとみられる。
これに対し『SEKIRO: NO DEFEAT』製作委員会とQzil.la株式会社は公式コメントを発表し、「本作品は、原作ゲームが持つ唯一無二の魅力を最大限にお届けするため、全編手描きによる2Dアニメーションで制作を進めており、生成AIは一切使用しておりません」と明言した。同社は「スタッフ一同、一丸となり、一つ一つのカットに魂を込めて制作に取り組んでまいります」として制作姿勢を表明している。