飲料大手のキリンが“アニメ制作者の健康支援”―自社サービス「YoKIRIN」の普及拡大目指す

キリンホールディングスは30日、アニメ制作者の健康をサポートするWebサービス「YoKIRIN(よきりん)」を一般社団法人日本動画協会の会員社への普及に向けて、関係機関との連携を開始すると発表した。
「YoKIRIN」は、キリンホールディングスが提供する会員制Webサービスで、アニメファンがアニメ制作者の健康をサポートできる仕組みを提供する。
ファンが月額2200円から制作者の健康をサポートすることで、アニメ制作会社は費用負担なしでスタッフの福利厚生を整えることが可能になる。
一方、制作会社はその対価として、ファンに色紙・写真・イラスト・テキストなど、内容は各社で自由に検討可能な返礼メッセージ(リターンコンテンツ)を提供する。
今回提携を発表したオープンポストは、日本動画協会から公認を受け、「AJAデジタルアセット管理システム」と「AJAオフィシャルNFTマーケットプレイスOPEN POST」を運営。キリンホールディングスがオープンポストに対し、「YoKIRIN」事業の拡大に関するコンサルティング業務を委託するとしている。
これにより、これらのシステムを通じて日本動画協会の正会員・準会員とのネットワークへの「YoKIRIN」の普及活動を推進する。サービスについてキリンは「アニメ業界全体の福利厚生のスタンダードとして確立し、クリエイターが安心して創作活動に専念できる環境づくりを支援してまいります。」と展望を示した。