バンダイ、磐梯(ばんだい)町と連携協定を締結 ガンダム、アイマス…“同じ名前”きっかけで協力関係に


バンダイ、磐梯(ばんだい)町と連携協定を締結 ガンダム、アイマス…“同じ名前”きっかけで協力関係に
左:佐藤淳一磐梯町長/右:バンダイ竹中一博氏

玩具・ホビー大手のバンダイと福島県耶麻郡磐梯町は7月、サステナビリティの取り組みに関する連携協定を締結した。名称が同音(バンダイ、ばんだい)であることから親交を深めてきた両者が、子どもの学び支援と地域創生を目的とした協力関係を構築する。

今回の協定は磐梯町の佐藤淳一町長からの提案により実現したという。磐梯町とバンダイは平成19年頃の前町長時代から官民親交を深めており、同社の人気IP「ガンダム」関連展示やホビーショップが町内施設「道の駅ばんだい」の見どころになってることで知られている。

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バンダイ×磐梯町 サステナビリティ連携協定ロゴ

協定では「ヒト」と「地域」の2つの柱で連携を図る。ヒト分野では子どもたちの持続可能な学習環境づくりを目指す「バンダイの森」構想への参画を決定した。磐梯山をはじめとする自然保全支援、バンダイナムコグループの知的財産を活用したコラボレーション、地域活性化施設「道の駅ばんだい」への支援を展開する。

具体的なアクションも発表されており、自社IPである『アイドルマスター SideM』とのコラボレーションが決定。同作品に登場する福島県出身の天道輝がリーダーを務めるユニット「DRAMATIC STARS」が磐梯町の「ばんだい名水大使」に就任した。今後はオリジナルグッズやノベルティの開発、ふるさと納税返礼品への展開など幅広いコラボレーションを実施する予定だ。

佐藤町長は「名称が同音ということがきっかけで、これまで親交を深めてきましたが、こうしてひとつの形となったことに、心から感謝申し上げます。子どもたちの学びの支援や地域創生といった、私たちにとって重要な課題に対し、力強いパートナーとともに取り組めることは、非常に心強い限りです」とコメントしている。

ちなみに、バンダイの社名は磐梯町に由来するものではなく、「萬代不易」という永遠不変を意味する言葉から名付けられたとのこと。

著者 編集部 経済・社会担当
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