ASRock、配信者向けマザー「LiveMixer」発売　USB23基を搭載する変態現る

ASRockは新たなマザーボードシリーズ「LiveMixer」を10月12日に発表し、本日10月14日より店頭・ネット通販にて販売を開始した。同シリーズからはAMDとInterそれぞれに対応した2モデル「Z790 LiveMixer」と「B650 LiveMixer」が用意されており、ストリーマー（配信者）向けに合計23基のUSBを搭載している。価格は4万円台。

ASRockはかつてより「変態マザボ」を生み出すことで知られているPCパーツメーカーで、防水マザボや除湿機能まで付けちゃうマザボといった変わり種な製品を発売していた。そんなASRocokから新たに発売されたのがこのLiveMixerシリーズ。

「長い間、ライブストリーミングのニーズを研究し、ストリーマーが素晴らしい品質でストリーミングできるようにするために当社初の LiveMixer が登場した」と、ASRock のマザーボードおよびゲーミングモニタービジネスユニットの副社長であるクリス・リーが言及している。グラフィカルなロゴが特徴的でマイニングマザボ？と思わせられるほどのI/Oポートの迫力。

LiveMixerは外部デバイスを接続するための最大23個のUSBポートがあるため、マウス・キーボード・マイク・ヘッドセットなど、あらゆる周辺機器を接続することができ、PCI-Express 4xスロットとThunderboltも搭載。「え、別にUSBハブで良いんじゃない…」といった事を思う方もいるのではないか。しかし、そうでもなさそうだ。

安定したストリーミング配信を行うためには外部デバイスとの安定した接続の担保が必須となっており、通常のUSBハブでは電源供給不足やコントローラーの不調といった問題がオンボードに比べ起きやすい。そのため、LiveMixerシリーズでは「Ultra USB Power」を搭載。Ultra USB Powerでは12V電源を5Vに変換する専用ICを搭載し、電圧降下を抑え、より安定した電力をUSB機器に供給し、ノイズを抑えつつ他の5V接続機器からの電源干渉を防ぐことができるとしている。

また、マウスとキーボードの入力の遅延を抑えるために専用Lightning Gaming Portsを搭載。専用のコントローラーで接続するため、信号の遅延がなく、ジッターと入力レイテンシーを最小限に抑えてプレイすることができるという。

その他、PCI-Express 5.0 NVMe SSDにも対応しており放熱を担保しつつ動画編集をストレスなく行えるよう工夫されていたり、安定したネット接続のためにDragon 2.5Gb/s LANを搭載していたりなどまさにストリーマーを第一に考えたモデルとなっている。

販売情報

▼ツクモLiveMixer
https://shop.tsukumo.co.jp/goods/4710483941016/
▼ドスパラ
https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_parts.php?bg=1&br=21&sbr=1739&mkr=465&ic=482643&ft=LiveMixer&lf=0
▼パソコン工房
https://www.pc-koubou.jp/products/detail.php?product_id=931147
※現在はEC各社B650 LiveMixerのみの発売

▼ASRocok公式サイト（英語）
https://www.asrock.com/MB/Intel/Z790%20LiveMixer/index.asp

仕様