シニア層のスマホ契約、約8割が「店頭」選ぶ 手数料増額傾向も「1対1で聞きたい」望む声多く
モバイル分野の調査分析を行うMMD研究所は27日、60歳から79歳の男女を対象とした「2025年シニアのスマートフォン利用実態調査」を発表。スマートフォンの契約場所について聞いたところ「店頭」との回答が78.9%に達した一方で、「オンライン」は21.1%にとどまった。
店頭で契約した回答者を対象に具体的な場所を尋ねると、「キャリアショップ」が56.3%で最多となり、次いで「街の携帯電話ショップ」が23.7%、「家電量販店」が18.4%という結果になった。
端末の利用実態に関しては、普段利用しているアプリや機能として「メール」が75.1%でトップとなり、僅差で「電話」(74.4%)、「LINE」(74.3%)が続いた。これをOS別に見ると傾向に差異が生じており、Androidユーザーでは「電話」が最も多く利用されているのに対し、iPhoneユーザーでは「LINE」が79.2%で最多となり、次いで「メール」「インターネット検索」が上位に挙がった。
スマートフォンを利用するメリットについては、「LINEなどのコミュニケーションツールを楽しめる」が53.1%で過半数を占め、次いで「気軽にインターネットを楽しめる」、「地図、ナビゲーションを利用できる」といった利便性が評価されている。
端末選びの基準やサポートへの要望も明らかになった。端末選定時に重視する点としては「本体価格」が53.5%で最も多く、「操作の分かりやすさ」や「メーカー・ブランドへの信頼」を上回った。サポート体制に関しては、回答者の半数以上が無料サポートを期待しており、その具体的な内容としては「店舗でスタッフと1対1で分からないことを聞く」が65.5%と突出して高く、対人のニーズが根強いことが示された。
依然として対面かつキャリア店舗が主流であることが浮き彫りとなったものの、近年は店舗手続きにおいて手数料を設けたり、既存手数料を増額するなどの動きも大手キャリアを中心に目立っている。
