ミッドハイ新型スマホ「Reno 14」発表…斬新で美しい見た目も要注意ポイントあり 価格は約8万円

スマートフォンブランド・OPPOは19日、東京都内で開催した新製品発表にて、ミドルハイクラスの新機種「OPPO Reno14 5G」を7月17日(木)より販売開始すると発表した。日本におけるRenoシリーズの展開は約2年ぶりとなり、市場想定価格は79,800円(税込)。
「OPPO Reno14 5G」はミドルクラスのなかでも処理性能などで上位に分類されるミドルハイ帯のスマートフォンとして、今回の日本発表が世界初解禁となった。
同時発表された自社のAI・生成AI「OPPO AI」の活用も視野に、処理プロセッサにはMediaTek社の「Dimensity 8350」を搭載。8000シリーズは現在8400が最新となっているため、前世代ではあるものの、価格と性能のバランスが売りの端末に多く投入されている。(※ゲームベンチマークスコアで知られるAntutuでは140万〜150万点)
なお、偶然にもFCNT合同会社が先日発表した「arrows Alpha」にも同じSoCとしてDimensity 8350 Extremeが搭載されている。こちらは想定価格8万円台なので、類似する部分も大きい。
背面処理が美しい 充電は現状、事実上80W利用不可
Reno 14は特徴的な背面処理も見どころ。今回はオパールホワイト、ルミナスグリーン2色展開となっているが、特に前者は「まるで人魚のしっぽ」をコンセプトに据えたデザインに。見る方角により反射色も変わるため、大胆ながらも美しさを演出する。重量は187グラム。
カメラについては約5,000万画素の広角カメラに加え、3.5倍の光学ズームが可能な望遠カメラ、約800万画素の超広角カメラを備えたトリプルカメラ構成を採用。「暗闇でも美しく撮影できる高性能カメラ」と銘打っており、3つの高輝度フラッシュライトが搭載されている。ディスプレイは6.6インチの有機ELを採用し、1.5K解像度、120Hzリフレッシュレートなどに対応。極細ベゼル設計なので安っぽさは一切感じない。
なお、注意点も複数存在する。Reno 14にはFelica(おサイフケータイ)機能は非対応なので、モバイルSuicaなどは利用することができない。日本市場への投入にあたりローカライズされる端末も多いが、こちらは搭載しない方針のようだ。
また、バッテリーは6,000mAhの大容量バッテリーを採用。充電は「80W SUPERVOOC™急速充電に対応」しており、急速充電を利用するには専用のACアダプターが必要になるが、これは別売りとなっている。しかし、現在日本国内ではこのアダプターを公式が単品で販売していない。前世代に付属していたものを使う必要があるため、事実上80Wを使えるユーザーごく少数に限られる。
充電規格としては33W PD/PPSにも対応しているため社外品でも高速充電は可能であるほか、7月中旬の発売にかけてアクセサリーが拡充される可能性もある。なお、先述したarrows Alphaは専用の90W充電器が同梱されているほか、Felicaにも対応するため、総合的な使いやすさを考慮すると、用途によってはこちらに軍配が挙がる。