ドコモスマホだけ「絵文字が見づらい」問題解消へ 独自絵文字の提供終了を決定


ドコモスマホだけ「絵文字が見づらい」問題解消へ 独自絵文字の提供終了を決定

NTTドコモは21日、同社の「ドコモ絵文字」の提供を段階的に終了すると発表した。昨今の端末の絵文字の利用状況を鑑みた結果の決定としている。

この変更は2025年6月下旬以降に発売される機種から適用される。具体的にはGalaxy以外のドコモAndroid製品では、6月下旬以降の新機種からドコモ絵文字が利用できなくなり、代わりにGoogleが提供する「Noto Color Emoji」が使用される。一方Galaxy製品については2025年7月以降に発売される機種から提供が終了し、サムスン電子提供の絵文字に移行する。

ドコモ絵文字は現在ドワンゴ取締役でニコニコ代表を務める栗田穣崇氏がNTTドコモ時代に制作監修したものが原型となっており、後に「Emoji」として世界的に受け入れられ、現在MoMAにも収蔵される、意義あるものとなっている。

0521-68n6elre

しかしながら、スマートフォンが登場して以降、高精細で表現豊かな絵文字がGoogleやAppleにより制作・標準実装される中で、ドコモ発売端末だけ「一部の絵文字がドコモ絵文字に置き換えられている」状況が続いていた。ごくわずかなピクセルで表現できるシンプルさはあるものの、スマホ時代では「見づらい」として、脱・ドコモ絵文字を望む声も多かった。

著者 編集部 IT/デジタル担当
ほんの少し視点を変えてみるとテクノロジーはもっと面白くなる。そんな考えのもと、最新のIT、ガジェットに関するホットな話題や、エンタメを楽しむならコレ!といった耳寄り情報も提供しています。