サムスン、今度の折りたたみスマホは「新章」ウルトラの展開を示唆 薄型化に進展あるか

韓国・サムスン電子とその日本子会社は4日に「Ultra、新章スタート」と題したニュースレターを公開。折りたたみ型スマートフォンの新エディションとして「Ultra」の投入が示唆されている。
サムスンは折りたたみスマホの先駆者として、横に折り曲げて使う「Galaxy Z Fold」シリーズを日本国内でも展開している。レターでは、ユーザーから寄せられた「より大画面で高性能なカメラを搭載しつつ、コンパクトで持ち運びやすい形状」という要望に対応してきたと説明。
同時に公開された最新のティザー映像において、次期モデル「Galaxy Z Fold 7」にUltraエディションが導入される可能性を示唆した。ティザーでは、従来のGalaxy Foldシリーズを上回る薄型設計を感じされる演出が見受けられ、これまでのモデルを上回る薄型軽量化に期待が高まる。
近年ではHuawei、Vivo、Honorをはじめとする中国メーカーが折りたたみスマホの展開に注力しており、直近にはカード5枚分ほどの厚さしかない新型モデルをOppoが導入するなど、薄型化・軽量化が進む。そうしたなかで、サムスンも昨年度に「Special Edition」と呼ばれる特別モデルを韓国と中国限定で発売し、大きな薄型化を果たしていた。
一方、レターにはAI関連機能の強化も図る旨が言及された。「業界をリードするハードウェア、最先端の性能、折りたたみに最適化されたシームレスなAI統合など、ユーザーがSamsung Galaxy Ultraに期待することはまさにこのようなことでしょう。」「折りたたみを広げると、より没入感のあるエンターテインメントを堪能でき、広々とした仕事空間、マルチタスクに作業ができる強力な道具へと変貌します。」
製品の詳しい発表時期は不明だが、これまでのGalaxy Zシリーズのリリースサイクルを鑑みると、7月中にも明るみになる可能性が高い。