女子小学生の夢、YouTuberが過去3年で初のTOP3入り…表現系人気の傍ら「保育士」「先生」も上位 雑誌調査


女子小学生の夢、YouTuberが過去3年で初のTOP3入り…表現系人気の傍ら「保育士」「先生」も上位 雑誌調査

小学館が展開する小学生向け雑誌『ぷっちぐみ』『ちゃお』の読者を対象に実施した最新のアンケート調査において、女子小学生の「将来なりたい職業」ランキングで「漫画家」が4年連続の1位となったことがわかった。漫画雑誌主催のアンケートということもあり、クリエイティブ中心の職業が多数上位にランクインした。

この調査は、同社が2022年より展開する小学生のトレンド動向を調査する「JS研究所」の取り組みの一環として、『ちゃお』2025年4月号に掲載されたもので、主に高学年の読者1000名を対象に「夢」を尋ねた。中でも「将来なりたい職業」では、1位の「漫画家」に加え、3位に「YouTuber」が登場。

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過去3年間の同調査を見ると、YouTuberは初のTOP3ランクインとなったほか、「アイドル」「俳優」「モデル」「歌手」「声優」「VTuber」など、発信力や表現力が問われる仕事が多数ランクイン。この傾向について、編集部は「発信や表現することへの関心の高まりが感じられる」と分析。デジタルネイティブ世代の自己表現の意識の高まりが、職業選択にも影響を及ぼしている可能性を示唆した。

一方で「保育士」や「学校の先生」「医師」「薬剤師」など生活に身近で、かつ資格が必要な職業も上位に挙がった。「手に職をつけて働きたい」「直接人と関わって役に立ちたい」と考える子も多いと示唆されている。

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また、「人生の先輩にしたい人」という質問では、1位が「親」、2位が「学校の先生」、3位に「母」と、家庭や教育現場の大人が上位を占めたが、4位には原宿系動画クリエイターとして知られる人気インフルエンサー「しなこ」さんが登場。「バズるスイーツ」を次々と発信するその姿に憧れを抱いているようだ。

『ちゃお』編集長は今回の調査結果について、「JSの皆さんが表現することにとても興味を持っていることがわかりました。自分の思いや考えを発信したり、具現化したりするお仕事が人気なのは『自分も誰かを笑顔にしたい』『自分の世界を届けたい』という思いの表れだと思います」とコメントした。「ちゃお編集部として、みんなの憧れや夢がこんなに素敵だよ!とワクワクする企画をお届けしたい」

著者 編集部 経済・社会担当
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