MLB東京シリーズを“完全配信”したPrimeビデオのDL数が増加 コナミ「メジャスピ」も急増

開催されたことが記憶に新しい「MLB東京シリーズ」について、盛り上がりが関連するモバイルアプリの利用に大きく影響したことが明らかになっている。コナミの野球ゲーム『MLB PRO SPIRIT』は、ダウンロード数および日間アクティブユーザー(DAU)で大幅な伸びを記録し、試合をライブ配信した『Amazon Prime Video』も同様に顕著な増加傾向を見せた。
MLB東京シリーズは3月15日・16日にプレシーズンゲーム、18日・19日に公式開幕戦が東京ドームで行われ、日本人選手の活躍が大きな話題となった。2019年以来6年ぶりの日本での開幕戦には、ロサンゼルス・ドジャースから大谷翔平選手や山本由伸投手、佐々木朗希投手が出場し、対するカブスの開幕投手は今永昇太投手で、これに鈴木誠也外野手を加えた日本選手が活躍する舞台となった。

まず、直接的な影響として『Amazon Prime Video』もMLB東京シリーズの開催に伴い、アプリダウンロード数を伸ばした。モバイル調査機関Sensor Towerのデータによると、3月15日には日本国内で2万件以上/日のダウンロードを記録し、16日も同水準を維持した。テレビ放送では放送時間の制約がある中、試合終了までの完全配信を実施した同アプリの利用が拡大したとみられる。
独占コンテンツによるプラットフォームの活性化事例としては過去に「ワールドカップ」を配信したABEMAなどがあるが、この動きについて調査元は「動画ストリーミングアプリは群雄割拠の時代になっていますが、こうしたキラーコンテンツをタイムリーに導入することでダウンロード数がさらに増大することが確認できます」と分析している。
KONAMI「メジャスピ」はゲーム当日に2倍以上の伸び
一方、このタイミングに合わせて、KONAMIが昨年10月ににリリースした『MLB PRO SPIRIT』がダウンロード数を伸ばしたという。同調査によれば、日本とアメリカでのダウンロード比率がそれぞれ約50%、35%となり、全体の8割以上を両市場で占める。特にプレシーズンゲームが行われた3月15日以降、日本では19日に同月最多「3万件」超のダウンロードを記録し、App Storeのゲームカテゴリランキングでも順位を上昇させた。

DAUに関しても、日本では3月14日から15日にかけて2倍以上の伸びを示したほか、3月26日に2025シーズン版への無料アップデートが行われた際には、再び月内最高のDAUを記録している。
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