X公式、検閲やシャドウバンは「行っていない」明言 ユーザーからは疑念の声


アイキャッチ画像

ソーシャルメディア「X」の日本法人にあたるX Corp. Japanは12日、公式アカウントを通じて検閲やシャドウバンを実施していないとの声明を発表した。一部のユーザーの間で同社の運営方針に対する懸念が高まっていることを受けて公表した。

同社は「最近、一部でXの運営に関する誤解や懸念の声が上がっていることを認識しております」と前置きしたうえで、Xの運営方針を説明。「Xは言論の自由(Freedom of speech)を推進するプラットフォームであり、人々が本音を語り合い、真実が明らかになる場でもあります。これはプラットフォーム全体としての指針であり、日本におけるXでも同様です」と述べた。

また、懸念されていた検閲などについては「私たちは、Xが安全で健全な環境となるよう常に取り組んでいますが、プラットフォームの方針に基づき検閲を行うことはありません。また、Xではシャドウバンも実施していません」と明言した。その一方で、ルールに違反した場合にはアカウントの凍結やコンテンツの削除を求めることがあるとしている。

X Corp. Japanは、ユーザーの利便性向上のために「おすすめ」および「フォロー中」の2種類のタイムライン表示機能にも触れ、「今後もXは、言論の自由を守りながら、より有益で安全にご利用いただけるプラットフォームとして進化を続けてまいります」と述べた。

一方、この声明に対しては、投稿のリプライなどで「シャドウバンは実際にあるのではないのか」をはじめとした疑問の声も上がっている。現に投稿にはコミュニティノート(背景情報を追加できる公式機能)でこれらの声明は「誤解を招く可能性」があると指摘。以前公開されたTwitter時代のブログ投稿において、検索結果に影響をもたらすといった文言が含まれていたことを共有していた。

著者 編集部 IT/デジタル担当
ほんの少し視点を変えてみるとテクノロジーはもっと面白くなる。そんな考えのもと、最新のIT、ガジェットに関するホットな話題や、エンタメを楽しむならコレ!といった耳寄り情報も提供しています。