新SNS「mixi2」1週間で登録者120万人突破 設計思想にある既存SNSとの明確な違いは


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ゲーム開発やソーシャルメディア運営で知られるMIXIが新たに提供を開始したSNS「mixi2」について、サービスの登録利用者数が120万人を突破したと発表した。同サービスは12月16日より開始されており、わずか1週間で100万人を上回るユーザーを集めた。

「mixi2」はその名前の通り、2004年にサービスを開始した「mixi」の20周年を機に立ち上げられた新しいSNSとして「心地の良いつながり」を軸とした、ゆったりとしたコミュニケーションの場を提供する。

今回のMIXI側の発表によれば、サービス提供の経緯について、現在主流のSNSではレコメンドアルゴリズムに基づいた情報選別による「ニュースメディア化」の進行により「日々の出来事を投稿したり、身近な友人や知人と交流することが難しくなっている」ことがあると説明。

課題認識を踏まえ、mixi2では「身近な友人や知人との交流」に重点を置いており、アプリのタイムラインにはフォローしている対象の投稿が時系列で集約される、非レコメンドが主体の仕様となっている。また、短文投稿を基本とし、「エモテキ」と呼ばれる感情表現機能や日本語スタンプによるリアクション機能を実装することで、よりカジュアルなコミュニケーションを可能としている。

同社取締役ファウンダーで「mixi2」事業責任者の笠原健治氏は「皆様にとって、身近な友人知人とのコミュニケーションや、共通の趣味・興味関心の人たちとのコミュニケーションに長期間にわたってお役立ちいただけることを心から願っております」とコメントしている。

サービスは完全招待制を採用しており、既存ユーザーからの招待を通じて新規登録が可能となっている。また、小規模なコミュニティ作成機能やオンライン・オフラインイベントの開催機能なども備えている。

 取締役ファウンダー 上級執行役員/「mixi2」事業責任者 笠原 健治 コメント

2004年にSNS『mixi』サービス開始後の20年目の節目に、この度「mixi2」をリリースしました。
先ずは、SNS『mixi』を20年に渡り、サービスをご利用し続けているユーザーの皆様に感謝を申し上げます。
皆様もご存知の通り、世界的な巨大SNSはこの数年、友だちとのコミュニケーションという立ち位置から、レコメンドを効かせたより面白い、刺激のある、バズっているコンテンツを見せて、滞在時間の最大化を図るように様変わりしてきています。
もともとSNSを運営し、また身近な友人知人とのコミュニケーションというSNSの存在価値を愛してきた身としては、それは企業の戦略としては正しいのかもしれませんが、友だちとのコミュニケーションの価値に終焉を迎えたような、寂しさを感じていました。
MIXI社は社名に「mixi」を冠するように、コミュニケーションサービスにこだわりを持つ会社です。また、「友人とのコミュニケーション」という、コミュニケーションサービスど真ん中にあるSNSに対する思いも、人一倍ある会社です。
その思いを乗せて、「mixi2」の企画開発を進めてきましたが、この度無事にリリースできたこと、またこの1週間で多くの方に活発にご利用いただいていること、皆様から温かなコメントをいただいていることを心から嬉しく思っております。
「フォローしている人やコミュニティの時系列タイムライン」「エモテキやリアクションによる感情表現」「コミュニティやイベントですぐに集えること」「完全招待制」どれもコンセプトを実現するために、こだわり抜いた選択、機能になります。
「mixi2」が、皆様にとって、身近な友人知人とのコミュニケーションや、共通の趣味・興味関心の人たちとのコミュニケーションに長期間にわたってお役立ちいただけることを心から願っております。そして、繋がった人、繋がりたい人との関係性が深まるサービスとなれば、開発チーム一同、これに勝る喜びはありません。

著者 編集部 IT/デジタル担当
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mixi2は招待制ですが弊社仮アカウント(@yt15)からアカウントを作成することができます