格安NVMOは「日本通信」がサービス満足度&推薦度首位 廉価な「合理的」プランに定評、シェアも成長

モバイル市場調査を行うMMD研究所から、2月1日から2月6日にかけて行われた「2025年2月MVNOのシェア・満足度調査」の調査結果が公表された。MVNO利用者1,050人を対象とした本調査によると、MVNOの利用シェアは9.1%となり、前回調査から0.2ポイントの減少が見られた。
メイン利用のMVNOサービスでは「OCN モバイル ONE」が17.1%で最も高く、次いで「mineo」が14.4%、「IIJmio」が13.9%となった。全体的には減少した一方で、前回調査と比較した際のシェア増加率が最も高かったのは「日本通信SIM」であり、1.5ポイントの伸びを示した。
総合満足度と推薦度で「日本通信SIM」がトップ
また、利用者1,050人を対象とした総合満足度調査では、「日本通信SIM」が808ptでトップとなり、次いで「OCN モバイル ONE」が769pt、「mineo」が760ptとなった。
また、同社が定義するネット・プロモーター・スコア(顧客推奨度/NPS®)の調査においても「日本通信SIM」が12.7で最も高いスコアを記録した。これに対し、「mineo」は-7.3、「イオンモバイル」は-8.7となった。NPSは家族や友人にお薦めしたいかどうか10点満点の点数をつけてもらい、9~10点が推奨者、7~8点を中立者、0~6点を批判者とし、推奨者から批判者を引いた数値で、スコアの高さは利用者の満足度の高さを示す。
「日本通信SIM」は「合理的」プラント題した複数の料金体系からなり、最安の合理的シンプル290プランは月額290円で1GBのデータ容量が利用可能。その他、合理的みんなのプランは月額1,390円で20GBのデータ容量に加え、無料で「5分かけ放題」または「月70分無料通話」を選べるプランも。
より大容量なものとしては月額2,178円で50GBのデータ容量の「合理的50GBプラン」があり、それらを超えるニーズには「携帯キャリアの部分をお使いください」と割り切った姿勢も見せる。様々な客層に応じた内容が用意されており、消費者から支持されているようだ。