「ホロライブ」のカバー、業績予想を再度上方修正 新発売“トレカ”やライブ好調、通期売上は420億円見込み
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カバー株式会社は12日、自社の2025年3月期第3四半期(4-12月期)の決算発表にあわせて、通期業績予想の上方修正を発表。売上高は従来予想から55億1900万円増の420億円、営業利益と経常利益は1億円増の74億円となる見通し。
同社は昨年の第2四半期の決算発表前にも半期業績の大幅な上方修正を行っていた。今回の上方修正の理由について、同社は前回同様にマーチャンダイジング分野での新規商品展開、とりわけトレーディングカードゲームの好調があるとしている。
加えてライセンス・タイアップ事業における案件獲得の進展も引き続き良好だとしたほか、第3四半期に実施したライブ・コンサートなどの各種施策も当初の予測を上回る成果を上げている点も要因とのこと。
ここでのトレーディングカードゲームとは、昨年9月20日にブシロードより発売された「hololive OFFICIAL CARD GAME」で、他の分野と比較して利益率が高いことから、半期決算時の修正時には、各利益水準も売上高を上回る増加を記録していた。
一方、増減率を見てみると売上高が15.1%増、各種利益が1.4%増となっており、上げ幅に差異が見られた。これについて同社は「継続的なな成長の実現に向けて、海外事業開発やコンテンツ制作能力の強化といった領域への投資を実施している」こと、「諸外国間接税引当金等の一時費用の拠出」が影響していると言及。「利益水準は当初の想定を概ね維持するような進捗を見込んでおります」と説明している。