佐賀県×ゴジラ、県内各地で計4.5万人動員 バズった“ダムアート”は雪化粧でホワイトゴジラに


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佐賀県が昨年11月より行っていた、ゴジラシリーズとの「ゴジラ対サガ」プロジェクトがコラボ期間を終えた。県担当者によれば3ヶ月に及んだ本施策において、佐賀県庁では2万5千人以上、嬉野市の岩屋川内ダムでは2万人以上の来場者を記録し、合計で4万5千人を超える動員があったという。

特にソーシャルメディアでも注目を集めた嬉野市・岩屋川内ダムの「ゴジラダムアート」は、佐賀県の情報発信企画「サガプライズ!」の一環として実施され、ゴジラの70周年と岩屋川内ダムの50周年を記念する取り組みとして展開。

高圧洗浄機メーカー・ケルヒャーとの協力で経年による汚れを「柄」に見立て、洗浄部と未洗浄部でゴジラを描くというアート作品で、完成するとわずか20日間で1万人以上が訪れるなど大きな話題に。通常は観光地ではない施設にもかかわらず、多くの観光客を呼び込んだ。

コラボ期間が終わった現在でもダムアートはしばらくの間見学可能とのこと。そして先日、九州地方が積雪があったことで未清掃部に雪が積もりやすくなり、見事な雪景色が確認されたという。掲載写真は地元からの提供。

同ダムは人気観光地である嬉野温泉から車で10分とは比較的近いこともあり、観光誘致や地域活性化の観点から一定の成果が得られたと話していた。(2024/12/21=弊社記事)

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施策終了に際し、担当者は「ゴジラに「佐賀県かたち観光大使」として大いに暴れていただいた結果、マスメディアや SNS 等で日本のみならず海外でも今回のプロジェクトが大変話題になり、佐賀県に興味を持っていただくきっかけになったことを嬉しく思います。特に佐賀県庁展望ホールと岩屋川内ダムにはそれぞれ 2 万人を超える方にお越しいただき、佐賀県への観光誘客に大きく貢献していただきました。 任期は満了となりますが、佐賀県民の方はもちろん、全国、全世界の方々に「佐賀県はゴジラとほぼ同じ“かたち”である」ことが記憶に残り続けることを願っています。」と伝えた。

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窓の外から建物の中をのぞくゴジラの巨大ビジュアル

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市井

著者 市井
オタク総研媒体統括 兼 合同会社サブカル通信社執行役社長。専門領域はアニメ、テクノロジー(ガジェット)、プログラミング、コンテンツビジネス。PRプランニングやIP調達なども担当しています。新作アニメ、海外スマホ、東南アジア好き。
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