「ガンダム」初のハリウッド実写化企画 BNFWが北米に子会社設立、現地メディア企業と共同出資
バンダイナムコフィルムワークスは5日、米国のLEGENDARYと『機動戦士ガンダム』シリーズの初となるハリウッド実写映画版「GUNDAM(仮称)」の制作に向け、共同投資契約を締結したことを発表した。
バンダイナムコフィルムワークスは同日の発表にて『機動戦士ガンダム』を1979年の放送開始以来、「モビルスーツ」という兵器としてのロボット描写や緻密な科学考証、深い人間ドラマで高い評価を受けてきたシリーズと紹介。TVアニメーション25作品、劇場・上映34作品、OVA27作品など、数多くの映像作品を生み出し、玩具やプラモデル、ゲームなどの関連商品を含め、現在では年間1,400億円を超える売上規模を誇る世界的なIPへと成長している。
今回、初となるハリウッド実写化に向けた動きが明らかとなり、実写映画版の制作はLegendary Picturesが手がけ、監督・脚本は「Sweet Tooth」で知られるJim Mickleが担当することがわかった。全世界での劇場公開を予定している。LEGENDARYは映画、テレビ・デジタル、コミックの各部門を持つ大手メディア企業で、同社の映画作品は全世界で約200億ドルの興行収入を記録する。
そして、この展開に合わせバンダイナムコフィルムワークスは2025年4月1日付けで北米法人Bandai Namco Filmworks America, LLCを設立することも発表。同社は北米地域統括会社Bandai Namco Holdings USA Inc.の完全子会社として、海外でのライセンス事業拡大とガンダムシリーズのブランド価値向上を目指すとしている。