新作ガンダム「ジークアクス」TV放送は“4月開始”の可能性大と話題。深夜帯は現状厳しいとの見方も
1月17日より劇場先行公開が行われているアニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』。大盛りあがりでのスタートを飾っていると同時に、すでに予定されている日本テレビ系列でのTVアニメ放送への期待も高まりを見せている。
そんななか、一部のファンや視聴者の間ではテレビ放送が「4月始まりが濃厚ではないか」とする予想や関連する投稿が話題になっており、今後の展開に期待が高まっている。
これは先日(1月29日)に放送されたラジオ番組において、本作の挿入歌に採用された新規楽曲『ミッドナイト・リフレクション』の情報をレーベル関係者が発表した際「2025年4月クール」と言及していた、との指摘に端を発する。この発言がSNS上で瞬く間に拡散されると、ファンの間で大きな反響を呼び、後のradikoタイムフリー放送版では当該部分は聴くことができなくなっている。
また、これに加わる形で、一部の劇場では今回の劇場先行公開が「4月上旬まで」と表記されていること、先日実施されたスタッフ配信において最終話の制作に関する言及がなされていたことも話題になっており、4月放送はかなり有力のようだ。
放送枠への注目も過熱、やはり夕方帯の公算大か
そんな今春からのテレビ放送が期待されている本作だが、もう一つ注目したいポイントとして放送時間帯がある。これは先の件が話題になる以前から、日テレ系の全国ネットで金曜23時に設定されている「FRIDAY ANIME NIGHT」(フラアニ)で展開される可能性に期待されていた。
理由としては多くの視聴者が見やすい時間帯で話題性を掴みやすい点、そして前枠にあたる「金曜ロードショー」と連動した展開を考慮するうえで、2023年に放送された『葬送のフリーレン』の成功実績がある点などが挙げられていた。
しかし、もそ本作が4月展開となれば、話は別。というのも、今年6月までの連続2クール放送が決定している『薬屋のひとりごと』と枠が衝突するため、すで先約が入っている都合上その可能性は低くなる。
また、日本テレビ系のアニメ枠は「火曜25時台」「土曜25時台」などに限られ、いずれも日が回るかなり遅い時間になる。本作の特性も考慮すると、これらの時間帯での展開のメリットは少なく「新枠を設立」しない限り深夜帯での展開はすこし難しいようだ。
ではこれらを踏まえ、どの時間帯が適切かとの議論も活発で、一部では「やはり夕方枠が順当」との意見も見受けられている。現に直近のテレビ放送作である『水星の魔女』『鉄血のオルフェンズ』はいずれもTBS系「日5枠(日曜17時〜)」と、夕方帯のイメージが強い。「ガンプラ」などのハイターゲット層向けの商品や玩具等のプロモーションも考えると、読売テレビが設定している土曜夕方の『コナン』枠近辺に収まる可能性も大いに有りうる。
一方で、前述する「フラアニ」枠は全国ネットであることから、ここから外れるとの公算は地方在住でリアタイを重視している方にとって、少し心配事項かもしれない…いずれにせよ公式発表が待たれる。なお、アニメの4月展開といえば初代『機動戦士ガンダム』は1979年4月7日放送開始だった。昨年より展開されているシリーズ45周年のアニバーサリーイヤーとしては、かなり魅力的な時期にもなりそうだ。