カドカワの主要デジタル3社が統合…ニコニコのドワンゴが「ブックウォーカー」など吸収合併


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KADOKAWAグループの株式会社ドワンゴ、株式会社ブックウォーカー、株式会社KADOKAWA Connectedは31日、ドワンゴを存続会社とする3社合併を2025年4月1日付で実施すると発表した。3社はいずれもグループ内でデジタル事業に関わっており、この統合によりエンジニアリングリソースを集約し、開発リソースの最適配分と業務効率化を図る。

存続会社となるドワンゴは、動画コミュニティサービス「ニコニコ」の運営をはじめ、「超会議」などのイベント企画・運営、通信制教育事業「角川ドワンゴ学園」、オンライン学習システム「ZEN Study」の開発などを手掛けており、2014年にKADOKAWAグループ入りした。

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KADOKAWA Connectedとブックウォーカーは解散

一方、ブックウォーカーは総合電子書籍ストア「BOOK☆WALKER」の運営や、「ニコニコ漫画」「読書メーター」などのデジタルコンテンツサービス、NTTドコモの「dマガジン」「dブック」などの電子書籍プラットフォームの開発・運用も担当している。また、KADOKAWA Connectedは、グループ内のサービスインフラ開発・運用を行っていた。

合併後も存続会社の代表取締役社長には現ドワンゴの夏野剛氏が就任する予定。

「現在までも、各社の特色を生かし、3社間でシナジーを発揮しながら事業展開を行ってまいりましたが、市場での競争力を高めるためには、KADOKAWAグループ内のデジタル事業に関わる主要会社である3社と所属エンジニアの集約、開発リソースの最適配分や業務効率化が必要と判断いたしました。その実現に向け、このたびブックウォーカー及びKADOKAWA Connectedとの一体化による経営のための吸収合併を決定し、事業のさらなる成長と事業拡大を目指してまいります。」(3社共同発表)

著者 編集部 経済・社会担当
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