タカラトミー、3月3日から「トミカ」など593品目を平均8.1%値上げ 株価は急伸


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タカラトミーは30日、トミカやプラレールなど主力商品を含むホビー593品目について、3月3日(月)出荷分から価格改定を実施すると発表した。メーカー希望小売価格を平均8.1%引き上げる。

今回の価格改定の対象となるのは、同社の看板商品であるトミカが369品目と最も多く、次いでポケットモンスター関連商品が125品目、アニア46品目、プラレール41品目などとなっている。その他、パウ・パトロール、トイゲーム、ベビー用品なども値上げ対象となっている。

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同社は、これまで製品価格の維持に努めてきたとしているが、生産コストの高騰が継続しており、現行価格での販売継続が困難になったことから「やむを得ず」今回の価格改定に踏み切ったとしている。この発表を受けて、事業の採算改善などが期待された格好で30日のタカラトミー株は急伸。終値は前日比+4.77%の4741円を付けた。

【主な値上げ内容】
トミカ単品シリーズ No.1~120:¥550 → ¥594
アニアAS-01 ライオン:¥715 → ¥770
ポケットモンスター モンコレMS-01~60:¥660 → ¥715
プラレールS-03 E5系新幹線はやぶさ:¥2,640 → ¥2,970

玩具業界では、原材料費や物流コストの上昇を受け、価格改定を実施する事例が多数確認されており、今回のタカラトミーにおいても、商品の品質維持と安定供給を図るため、価格改定が不可避との判断に至った形だ。(値上げ一覧は画像を参照)。

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著者 編集部 経済・社会担当
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