ABEMA、最も観られているのは「アニメ」年末の350作品無料放出も貢献、製作出資も加速


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サイバーエージェントは29日、2025年度第1四半期(2024年10月-12月)の連結業績を発表。営業利益は前年同期比32.1%増の83億円と大幅な増益を記録し、セグメント別ではメディア&IP事業の収益性が改善した。

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動画配信サービス「ABEMA」を主に展開する同事業は先行投資がかさみ長らく赤字続きだったが、最近一時的に四半期黒字化を達成。今回の1Q決算では営業利益14億円となり、7億円の赤字だった前年同期比から22億円増と大きく伸ばした。

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ABEMAの事業展開については直近の概況も共有しており、当四半期はスポーツのオフシーズンであったが、年末年始にアニメや格闘技コンテンツに注力したことで、週間アクティブユーザー数(WAU)は2,079万人を記録。

特にアニメ関連では史上最大の350作品を無料配信する「アベマアニメ無料祭」を開催。ジャンル別視聴動向によれば、オンデマンドにおいて「アニメ」は38%を占め、最も多く見られているジャンルであることがわかった(リニアは将棋、麻雀が首位)。

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なお、この「メディア&IP事業」というセグメント名称は従来の「メディア事業」から改名する形で2025年9月期から設けられたもの。同社はABEMAの配信基盤や「アニメ&IP事業本部」を軸に、アニメ制作やアニメへの出資を積極化しており、名称変更からも今後の展開意向がうかがえる。

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著者 編集部 経済・社会担当
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