AndroidでChrome拡張機能を使える、知る人ぞ知る「Kiwi Browser」開発終了…代替策とは?手順を解説


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オープンソースで開発されているAndroid向けブラウザ「Kiwi Browser」が、今月末をもって終了することが開発者から発表された。通常パソコンでのみ利用可能なChrome拡張機能をスマホでも使えるようになるアプリとして、コアなユーザーの間で支持されている。

開発者によるとこのプロジェクト「アーカイブ化されるとしており、すでにアプリはPlayストアから表示されなくなっている。開発を行っていたGitHubのリポジトリもArchive表記になり、今月以降はメンテナンスが行われないという。新規ユーザーは公式のGithubリンクからダウンロードする必要があるが、セキュリティ面で注意が必要だ。

ベースにChromiumを採用し、Chromeと遜色ない操作性を保ちつつ、拡張機能をサポートするという唯一無二さで支持されていたが、開発者によると、ブラウザのメンテナンスは複雑であり、プロジェクト自体が個人的なニーズから始まったこともあり、長期的なメンテナンスが困難になったという。(なんとデベロッパーツールも操作できる超変態仕様だった)

しかし、これで拡張機能をサポートするブラウザがなくなったわけではなく、マイクロソフト社が提供している「Edge Canary」への統合が行われ、こちらで引き続き利用できるようになっている。

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Edge CanaryはEdgeブラウザの開発版リリースの一つで、最新機能をいち早く溜めすることができる、最も不安定なバージョンとなっている。その他の開発版であるBetaやDevでは予め指定された拡張機能しかインストールできないが、Canaryに限って以下の操作で任意の拡張機能をインストールすることができる。

  1. 1. 設定メニューからアプリ情報を開き、バージョン名を何回か連続タップして、開発者オプションを有効にする
  2. 2. 開発者メニューから「Extension install by ID」という項目に拡張機能のIDを入力(IDはウェブストアページなどで確認)

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操作手順はやや面倒ではあるが、Kiwiとは異なり拡張機能専用のレイアウトで表示されるため、利便性は増している。今後はこちらの利用が主流になるが、Canary実装が必ずしも正式版に反映されるわけではないので、将来的に削除される可能性もある。

著者 編集部 IT/デジタル担当
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