個人向けMicrosoft 365、価格改定で年額6400円値上げへ Office連携できる生成AIツール導入で


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Microsoftは現地時間の16日、個人向けサブスクリプションサービス「Microsoft 365」の価格改定を発表。2013年のサービス開始以来初となる価格改定で、米国では月額3ドル、日本円では月額640円が値上げとなり、年額ベースでは6400円となる。

すでに各ストアでは改定後の料金体系が反映されており、年間契約プランのPersonalは2万1300円、Familyは2万7400円に。既存の契約者については、次回の契約更新時期まで現行価格が維持される。

価格改定の理由はAI支援ツール「Microsoft Copilot」の標準搭載にある。Copilotはこれまで独立したサービスとして提供していたが、今後はWord、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNoteなどの主要なOffice系アプリケーションとの連携が可能になり、より柔軟なAI活用が実現するという。また、画像生成・編集ツール「Microsoft Designer」も新たに追加される。

Copilitの利用に関しては、月間のAIクレジット制が導入される。通常利用であれば十分な量が提供されるとしているが、具体的には1か月あたり60個のクレジットのみの提供になるという。より多くの利用を希望するユーザーはCopilot Proへのアップグレードを勧めている。

また、並行してAI機能を必要としないユーザー向けに従来機能のみに絞った「Basic」プランや、期間限定の「Personal Classic」「Family Classic」プランを用意することも決定している。

著者 編集部 IT/デジタル担当
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