デジタル庁、「モー娘。」などのイベントでマイナカード活用の実証実験 不正転売防止などに期待


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デジタル庁は17日、ライブイベントにおけるチケットの不正転売防止および業務効率化を目的とした、マイナンバーカード活用の実証実験の実施を発表した。2023年から音楽業界団体との情報交換を進めてきた構想が具体化したものとなる。

実証実験はドリームインキュベータを受託事業者として、3月に開催される「モーニング娘。’25 小田さくらバースデーイベント」および「Hello! Project ひなフェス 2025」にて実施される。具体的には、デジタル庁が開発した認証アプリとチケットサイトを連携させ、マイナンバーカードによる本人確認システムを導入する。これにより、複数アカウントでの大量購入や高額転売の防止、会場での本人確認業務の効率化などを期待する。

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本施策は、交付申請数が運転免許証の保有者数を上回るマイナンバーカードの民間活用を促進する取り組みの一環。チケット販売については、マイナンバーカードによる本人確認を行った購入者向けの専用枠を設け、ひなフェスは1月29日から、小田さくらバースデーイベントは2月3日から、それぞれ抽選販売を開始する。

2023年時点の方針説明においては上記のような活用に加え「音楽イベント会場での酒類販売における年齢確認」「メタバースでのイベント参加」親子のための特設エリアの運営」などにカードを活用する案を提示。今後、音楽団体や事業者との連携を進めていく考えを示していた。

著者 編集部 経済・社会担当
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