政府の「薬剤耐性」啓発月間にアニメ『はたらく細胞』とコラボ「ウイルスに抗菌薬は効かない」ポスターなど制作


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政府が推進する「薬剤耐性(AMR)」問題への普及啓発活動の一貫として、TVアニメや漫画、舞台などで人気を博す「はたらく細胞」とのコラボレーションを今年も行うことが発表された。政府や関連機関は毎年11月を「薬剤耐性(AMR)対策推進月間」に設定しており、アニメ作品を通じた認知向上を図る。

国立国際医療研究センター病院などによると、薬剤耐性(AMR:Antimicrobial Resistance)は、感染症の原因となる細菌やウイルスなどの微生物に、本来であれば効果があるはずの抗菌薬(抗生物質)や抗ウイルス薬などが効かなくなることを指す。特に不必要・不適切な抗菌薬の使用は、薬剤耐性菌を増やしてしまう原因につながるといい、意外に身近な行動として、ウイルスが原因となる「かぜ」の時に細菌に作用する「抗菌薬」を飲む行為などを挙げている。

そうした不必要な使用への啓発月間として位置づけている11月だが、毎年「はたらく細胞」とのコラボレーションが行われており、施策の一環としてコラボポスターが今年も登場。

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2019年から続き6度目となる今回は、ポスター、リーフレット、クリアファイル、ノートなどキャラクターを活用した薬剤耐性(AMR)訴求資材を全国の病院、薬局店舗などを対象に配布される。また、特に啓発に力を入れている姫路市では同様な販促物が11月1日から11月30日までで、市役所で配布されるという。

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「はたらく細胞」は体内の仕組みを手軽に学べる漫画作品として、かねてより医療業界とのコラボが複数行われている。先日も製薬メーカーのサノフィが鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎の認知拡大を図るウェブコンテンツを公開していた。

©清水茜/講談社・アニプレックス・davidproduction

著者 編集部 アニメ情報担当