流石にまずかった?任天堂の弁護士が「Switch 2(仮)」の模型展示を行ったメーカーのブースに訪問していたとの報告


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今月10日までアメリカで行われたIT見本市「CES 2025」において、アクセサリーメーカーがNintendo Switchの後継機(Switch 2=仮称)とされる機器のモックアップを展示していたことが拡散されていたが、当時、任天堂の法務担当者が出展者のブースへ訪れる事態に発展していたことが報告されている。

話題になった、アメリカのゲーミング周辺機器メーカー・GenkiのブースではSwitch 2に対応するというアクセサリー群の展示や、現行機種に類似したフォルムのモックアップが用意されていたといい、インフルエンサーなどが撮影した動画や記事が拡散されていた。実際、出展ページにも「Switch 2に関する情報や私たちがSwitch 2向けに作っているものについてもお話します」と記されたイベント予定が存在。ウェブサイトでも数多の「予告」が確認されていた。

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秘密を守れますか?我々は…企業サイトでも多数の「予告」を行っていた

メーカー曰く秘密保持契約は結んでいない

しかし、フランスのジャーナリストJulien Tellouck氏がYouTubeで公開した動画によると、同氏がGenkiブースを訪れた際、関係者から「任天堂の弁護士(法務担当者)が来訪してきた」との証言を得たことを報告。Genki側はこれに対し、任天堂との間で秘密保持契約(NDA)を締結していないため、法的な問題はないとの立場も示していたという。

また、問題のモックアップは、非公式なルートで入手したとされる実機を基に制作されたといい、所有していたモデルやモックアップは誰もが見ることができない、ブースの裏に行って見せてもらわないといけない状況だったと伝えている。また関係者は「(本物と)細部は違うかもしれないが、ほぼこのデザインになるだろう」と話していたそうだ。

なお、この問題はイベントが行われたアメリカのみならず日本でもSNSで多く拡散される事態に発展していた。そのためか、任天堂は複数の関係者に「CESでGenkiが展示している機器は、当社が提供したものではなく、非公式なものである」と明確に否定するコメントを表明していた。

この騒動を受け、Genkiは当初の予定を繰り上げてブースから撤退していたという。任天堂は2025年4月までに次世代機を発表する予定だが、直近になって新ハードとみられるモデルやマザーボード(制御基板)の画像などを「入手」したと主張する投稿が頻発している。一部では1月にも発表があるとの観測も生まれているが、全て非公式の見解なのでご注意を。

著者 編集部 IT/デジタル担当
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