周辺機器メーカーがIT見本市で“Switch後継機”主張するモックを展示 発表前に「やりたい放題」と話題に


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1月7日からアメリカ・ラスベガスで開催されている最大規模のテックイベント「CES2025」において、あるアクセサリメーカーが現時点で未発表である「Nintendo Switch後継機」に対応すると主張する商品や筐体のモックアップを展示しており、国内外で注目を集めている。

話題になっているのはアメリカに拠点を置きゲーミング周辺機器を販売するメーカーGenki。CESの会場において、同社は任天堂の次世代ゲーム機「Nintendo Switch 2(仮称)」向けとされるアクセサリー群を展示するほか、現行機種に類似したフォルムのモックアップが用意されているという。

不正確な内容につき映像共有は控えるが、過去数カ月間に断続的にネット上で拡散されていた「予想デザイン」に類似しており、現行機種を彷彿とさせる風貌や、新たな機構の存在などが示唆された。周知の通り、1月9日時点では任天堂側からの公式なアナウンスは一切行われていないため、この情報が拡散されるとSNSでは「やりたい放題すぎる」「what’s happening?」といった反応が見られた。

GenkiのCES出展ページには「Switch 2に関する情報や、私たちがSwitch 2向けに作っているものについてもお話します(抄訳)」と記されたイベント予定が存在し、一部のインフルエンサーやXアカウントも現場ブースでクローズドに撮ったとみられる動画を上げていた。

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堂々とAmazonで売られているケースも…近づく3月に期待高まる

しかし、Genkiに対して、任天堂と(ライセンス上の)関係性はあるのか、どのようにしてモックアップを作成したのかをオンラインで弊誌が聞き取ろうとしたところ、同社からは「あまりお話しできません」との返信があった。スマートフォンやゲーム機の場合、新機種の発表や発売が近づくと、秘密保持を締結した上でアクセサリー類を先行して製造する事例もあるが、ここまで堂々と展示するとなると、なにか訳アリを感じさせる。

任天堂は昨年、Switch後継機に関する発表を2025年3月までに行うことを明らかにし、期日が迫ってきたここ数ヶ月より「いつ発表か」などと期待度も増している。そうした状況下で、話題性を重視したのか近頃よりAmazon.co.jpでも「Switch 2」という名称が記載された画面保護フィルムやケースを販売する事例も挙げられた。

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「ns2」の文字列が含まれる特設サイトも

今回のGenkiもウェブサイト上で「秘密を守れるか?我々は…(Can you keep a secret? We can’t…)」というメッセージとともにニュースレターを登録するよう呼びかけているほか、URLに「ns2_accessories」との文字列が含まれる、ティザーページが作成されるなど、奇をてらうプロモーションを行っていた。

もちろん、任天堂からの正式発表がない現時点では、これらの情報は不確実な情報であり、特に新情報を装う、誤認させる投稿などには注意しておきたい。発表まで少なくとも数カ月となるなか、ここまで日々語られる状況を鑑みると、任天堂による正式な発表が近いことは期待されているようだ。

著者 編集部 経済・社会担当
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