ドコモ、スマホ返却プログラムの実負担額を改定「2万→4万」大幅増加の端末も…新制度が影響か
NTTドコモは25日、12月26日以降の端末価格および各種プログラムの改定内容を発表した。主力機種のiPhone 15 128GBモデルは一括価格が119,020円と減額するが、返却プログラム利用時の実負担額は概ね増加した。
返却プログラム利用時の負担増加、高性能Androidは影響大
この対応は総務省が26日付けで改定した「電気通信事業法第27条の3等の運用に関するガイドライン」の変更内容を受けて行ったものと見られており、同ガイドラインでは「1円スマホ」と称されるような、極端に安価で端末をレンタルするプログラムに対して、返却時の買取価格をベースに算出した額を反映させるものだった。
そのため、ドコモが展開する下取りプログラム「いつでもカエドキプログラム」において、少なくとも4期種以上の実質負担額(23ヶ月目までの支払総額)が増加。上げ幅はiPhone 15は44,033円から44,044円とほぼ同額である一方、Galaxy S24は22,055円から40,535円になるなど、端末間でも差が開いている。
一方、一括で端末を購入する場合には減額も見られた。例えばiPhone 15は130,625円から119,020円となる。また、プログラムの適用条件にも変更があり、iPhone 15 Plusでは「いつでもカエドキプログラム+」から「いつでもカエドキプログラム」への移行が実施される。
価格改定はオンラインショップを通じた販売が対象で、家電量販店等の店頭販売の対応は別途行われる見込み。
オンラインショップ価格の変更(一括)
機種名 12月26日以降
iPhone 15 128GB 119,020円
iPhone 14 128GB 107,041円
ご利用可能なプログラムについて
機種名 ~12月25日まで 12月26日以降
「いつでもカエドキプログラム+」から「いつでもカエドキプラグラム」に変更となる機種
・iPhone 15 Plus
・Google Pixel 9 Pro 128GB
・Google Pixel 9 Pro 256GB
・Google Pixel 9 Pro 512GB
・Google Pixel 9 Pro XL 256GB
・Galaxy S24 Ultra 256GB SC-52E
・Galaxy S24 Ultra 512GB SC-52E
・Galaxy S24 Ultra 1TB SC-52E
いつでもカエドキプログラム残価額変更に伴うプログラム適用時の負担総額変更
※配信先によっては以下表が表示されない場合があります。元記事をご参照ください。(26日0時確認)
機種名 | いつでもカエドキプログラム適用時のお客さま負担額 (23か月目に端末を返却した場合) |
|
12月26日以前 | 12月26日以降 | |
iPhone 15 128GB | 44,033 | 44,044 |
Google Pixel 9 Pro Fold 256GB | 158,840 | 169,400 |
Google Pixel 9 Pro Fold 512GB | 「購入できません」 | 186,890 |
Google Pixel 9 128GB | 59,620 | 62,260 |
Xperia 10 VI SO-52E | 54,340 | 49,060 |
Xperia 10 IV SO-52C | 「販売終了」 | 18,040 |
Galaxy S24 SC-51E | 22,055 | 40,535 |
Galaxy Z Fold5 512GB SC-55D | 「購入できません」 | 169,070 |
AQUOS sense8 SH-54D | 「購入できません」 | 30,800 |