スマートウォッチ市場、シャオミがアップルに並びシェア首位…5千円〜新型格安バンドが日本や新興国で需要増
国際市場調査会社のCanalysが取りまとめたレポートによると、2024年第3四半期(7~9月)のウェアラブルデバイス市場が3%成長を見せたこと、出荷台数ベースでシャオミがアップルと並んで首位になったことがわかった。
本調査ではウェアラブルデバイスを通常の時計型タイプとバンドタイプに分類しており、うちバンドタイプでは基本的な時計、スマートウォッチの全カテゴリーで年間出荷台数が増加した。特に基本的なバンドセグメントは、2020年第3四半期以来初めて成長に転じ、前年同期比7%増の1040万台を記録。
なかでもスマートフォンや家電を展開するシャオミが約4年来となるウェアラブルバンド出荷台数を更新。新商品Mi Band 9やRedmi Watch 5シリーズの強い需要に支えられているといい、日本国内でも5,000円台からという手頃さが好評のもよう。アナリストは「複数の価格帯で市場シェアを拡大している」と分析する。
出荷台数のシェア調査では、Appleとシャオミがいずれも16.1%で首位に並び、ついでファーウェイが13.5%)と続いている。ただし、前述にあるようにシャオミは安価なバンドタイプでシェアを伸ばしている状況にあるため、出荷額ベースでの調査を行う場合はAppleが大きく伸ばすと見られる。
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また、地域別の市場動向では、出荷台数増にもあるように新興市場が成長を牽引する一方、北米市場の需要は低下。「シャオミのバンドシリーズやサムスンのGalaxy Fit3がラテンアメリカや欧州中東アフリカ地域で成功を収めている」という。