スキマバイト「メルカリ ハロ」求人審査体制を強化 メルカリ運営の知見で“闇バイトの温床”防ぐ
メルカリは21日、自社が運営するスキマバイトサービス「メルカリ ハロ」について、求人掲載時の審査と監視体制を強化すると発表した。「メルカリ」などで培った安全対策などの知見を活用し、より厳格な審査プロセスを導入するとしている。
<タイミーの闇バイト対策についてお知らせ>
タイミーでは、求人を掲載する事業者のチェックと、求人内容のチェックを中心に闇バイト対策を徹底しています。
求人内容は、勤務日までに全件チェックする体制を構築しており、怪しい求人は掲載を止める措置を講じています。…— タイミー (@Timee_official) November 8, 2024
具体的な審査・監視体制として、同サービスでは現在「新規に掲載されるすべての求人の掲載前の審査」「既に掲載されているすべての求人の内容更新時の再審査」「専門スタッフとシステムの組み合わせによる24時間365日の不正な求人の検知」の3点を実施しているというが、今後年内を目処にAIを活用したより迅速なリスク検知システムの構築を予定していると明かした。
万が一、サービス内で「違法・有害な業務等の不適切な求人」を検知した場合には、関係当局や警察と連携し、捜査に全面的に協力する方針を示している。
近年「スキマバイト」とよばれる短時間でのスポットワークが注目を集めており、タイミーの「Timee」やパーソルの「シェアフル」といった複数のアプリサービスが面接や履歴書不要で手軽に働ける手軽さから利用者数を伸ばしている。一方で、先日にはSNSで「“闇バイト”らしき仕事依頼がスキマバイトとして出回っている」などと話題になっており、プラットフォームによる審査に疑問を持つ声も多かった。
メルカリ側は本発表にあたり「メルペイ」や「メルカリShops」で培った加盟店審査のノウハウを活用し、専門スタッフが社内で定めた基準に基づいて求人内容を徹底的に確認しているとアピールした。