パズルRPGは「モンスト」筆頭に“日本発”が圧倒的な存在感「パズドラ」上回る海外タイトルも出現


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モバイルデータ分析会社Sensor Towerが発表したモバイルパズルRPG市場に関する調査によると、日本では『モンスターストライク』(MIXI)を筆頭とする4強の状態が続いていることが明らかとなった。

2022年1月から2024年8月までの期間における同ジャンルのダウンロード数では、『モンスターストライク』が首位を獲得。これに『パズル&サバイバル』(37GAMES)が続き、『パズル&ドラゴンズ』(GungHo Online Entertainment)、『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』(Bandai Namco Entertainment)が追う展開となっている。

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どのような経路でユーザーを獲得したのかというマーケティング調査では、3つの日本タイトルはいずれも80%以上が「オーガニック」とよばれる直接的な流入である一方で、海外発の『パズル&サバイバル』では広告経由が45%を占めており、積極的なプロモーションで新顔ならではの成長を見せている。

収益面では『モンスターストライク』の強さが際立つ。同期間において、唯一10億ドルを超える収益を記録し、『パズル&ドラゴンズ』、『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』が後に続く展開となった。『モンスターストライク』と『パズル&ドラゴンズ』については、収益の95%以上が日本市場によるものとなっている。

また、2024年第2四半期のデータによるユーザー層の分析では、日本発3タイトルの特徴的な傾向として85%以上が男性ユーザーであること、18-24歳の若年層が多いことが判った。興味属性ではユーザーの大半が「コアゲーマー」「コンソールゲーマー」「PCゲーマー」というペルソナを持つことも判明した。リリースから長期間が経過するなかでゲーム性の深化が進み、それがコアなゲーマー層からの継続的な支持につながっているものと分析している。

一方、海外の『パズル&サバイバル』は男女比が6:4と比較的バランスが取れているといい、35-44歳が最も多いという違いも。こちらは「ハイパーカジュアルゲーマー」の利用が目立つなど、既存3タイトルとは異なるユーザー層の取り込みに成功している。

著者 編集部 経済・社会担当
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