コロプラ、通期業績は損失12億円と赤字転落 NFTやWeb3ゲームの先行投資で利益圧迫、経営陣の報酬減額


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「白猫プロジェクト」や「ドラゴンクエストウォーク」などで知られるコロプラは6日、2024年9月期の連結決算を発表。売上高は前年同期比15.7%減の259億7,500万円、営業損失は12億800万円を計上した。前期は26億4,800万円の営業利益だったことから、差異の大きい状況を踏まえ、経営陣2名の役員報酬を3ヶ月減額する。

同社の主力事業であるエンターテインメント事業では、「白猫プロジェクト」と「モンスターストライク」のキャラクターが集結するコラボ新作スマホゲーム「フェスティバトル」の配信を開始。「ドラゴンクエストウォーク」が引き続き業績を牽引したものの、スマートフォン向けゲーム全体では売上高が逓減した。

また、子会社が展開する「デジタル宝石」を使った新作ブロックチェーンゲーム「Brilliantcrypto」では、開発・マーケティング費用や、ゲーム内で使用する暗号資産「ブリリアンクリプトトークン(BRIL)」の一時的な費用が発生し、収益を圧迫。一社単体での営業損失は18億円にのぼる。

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今後のスマホゲーム分野では、レジェンドクリエイター金子一馬氏率いる新作スマホゲームプロジェクトを引き続き展開するほか、子会社MAGES.からは15周年を迎えた「STEINS;GATE」の新作展開を発表、「彼女、お借りします」「五等分の花嫁」の新作ADVも控えるなど、家庭用ゲームタイトルも進める。

なお、投資事業においては、出資ファンドにおける営業投資有価証券の売却により、売上高は前年同期比68.3%増の15億円、営業利益は91百万円となった。前期は6億74百万円の営業損失を計上していた。

著者 編集部 経済・社会担当
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