半年で2本サ終…ブシロード、IP創出はスマホゲームに拘らない方針 「HxH」などコンシューマ13本を開発中


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ブシロードは今月14日、2025年6月期第1四半期の連結業績を発表したなかで、同社が注力しているIP(知的財産)開発に関する現況を報告。第3四半期以降はコンシューマ向けタイトルを累計13本、モバイルゲームを2本展開する予定であることを説明している。

同社はTCG、ゲーム、マーチャンダイジング、ライブエンタメ、アドなどの横展開を活用したIP創出に力を入れており、「バンドリ!」を筆頭に「D4DJ」「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」などを輩出している。

しかし、これまでIP運営の中核として展開されてきたスマートフォン向けのモバイルゲームにおいて、複数タイトルが競争激化や経年などにより苦戦している。直近の9月末には約6年間運営されてきたゲーム「少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-」のサービスを終了。そのほか、ゲーム「アルゴナビス -キミが見たステージへ-」もサービス終了と、「from ARGONAVIS」の無期限休止が決定していた。

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出版分野などデジタルゲームにこだわらないIP開発を進める

そうしたなかで、同社はIP開発を行う部門の名称を以前より「デジタルコンテンツユニット」から「コンテンツユニット」に改め、「デジタルゲームに捉われないIP創出・展開を目指す」方針を打ち立てている。

同時に昨年より出版分野を担当する子会社「ブシロードワークス」を設立。新文芸レーベル「ブシロードノベル」や、休刊した「月刊ブシロード」に代わるウェブコミックサイト「コミックグロウル」を創設、人気作「魔法使いの嫁」の版権をマッグガーデンから受け継ぐなど、大きな動きが見られた。直近の動向として「出版体制が整い、順調に刊行数を伸ばしております」と共有した。

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また、モバイルゲームからシフトするように近年ではコンシューマタイトルの開発に注力。7-9月期にはサービス終了した「スタリラ」に関連して新作タイトル「少女☆歌劇 レヴュースタァライト 舞台奏像劇 遙かなるエルドラド」を発売、現在のべ13本の開発パイプラインがあるという。その一方で研究開発費が継続して先行している状況にあり、7-9月期は3億円を計上したと報告していた。

今後は「HUNTERXHUNTER」を原作とする新作タイトルが本年中に発売される予定だったものの、ゲーム内機能の追加実装を理由に発売時期を「2025年内」へと変更している。その他2025年中にはオリジナルタイトルに加え、「ダンジョンに出会いを求めるの間違っているだろうか」「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」などの新作の発売も予定している。

著者 編集部 経済・社会担当
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