まんだらけ、年間業績は10%規模成長 インバウンド需要狙った新店舗「京都店」好調、中古市場も節約志向で潤う


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マンガ・コレクター等古物の買取販売大手「まんだらけ」を運営する株式会社まんだらけは15日、2024年9月期の本決算を発表し、売上高は前年同期比12.5%増の144億5,500万円、純利益は同10.2%増の13億7,600万円と、主要指標でいずれも増収増益を達成したことを明らかにした。

まんだらけは、中の本店を中心に秋葉原、渋谷、関西、九州まで実店舗を展開しており、マニアックな希少品から最新商品まで幅広い商材の掘り起こしに注力。最近では独自開催のWebオークションも世界中から多くの参加者を集め、盛況だったという。

今回の好調の要因として、新店舗による新規需要の取り込みや、主力のECサイト「まんだらけSAHRA(サーラ)」の堅調な売上を挙げた。特に実店舗展開では既存店の底堅い成長に加わる形で、2023年10月にオープンした、観光地立地型の京都店がインバウンド需要などをキャッチしたことで成長した。

中古商品業界全体でも、消費者の節約志向を背景に需要が拡大しており、人流回復に伴う来店客数の増加や、通信販売の利用増など、市場は拡大基調に。一方で新規参入も相次ぎ、業者間競争は激化している。

2025年9月期の業績予想について、同社は売上高150億700万円(前期比3.8%増)、経常利益21億3,000万円(同3.6%増)、当期純利益15億円(同8.9%増)を見込んでいる。新たな通販倉庫設備の拡大や、中野店を中心とした大規模販売イベント「大まん祭」の継続開催などを控える。

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2024年9月期売上高推移報告について
著者 編集部 アニメ情報担当