ブシロード、ホロライブTCGは「順調」認識 映画「すとぷり」配給で広告事業が2.7倍の伸び


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株式会社ブシロードが2025年6月期第1四半期の連結業績を発表。売上高は122億7,395万円と前年同期比5.9%増加した一方、営業利益は同17.8%減の5億1,081万円、為替差損など加味した経常損失は664万円を計上。為替差損などが影響したが、四半期純利益は同80.2%減にとどまった。

中核のエンターテイメント事業は売上高が前年同期比8.8%増の107億6,725万円、利益も同24.0%増と手堅い伸びを見せた一方、スポーツ事業は観客動員数の低迷により、売上高は同10.6%減、利益は同76.1%減と下げた。

エンターテイメント事業の主力部門であるトレーディングカードゲームユニットは大型商品の展開が少なかったことから前年同期比で減収、前四半期比でも「プロ野球カードゲーム ドリームオーダー」の発売反動が影響し減収となった。一方で、今年9月に展開を開始した運営協力タイトル「hololive OFFICIAL CARD GAME」については順調な立ち上がりだと言及した。

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このほかIPやゲーム開発関連はコンシューマタイトルの先行投資がかさんだものの、カプセルトイやフィギュア等のマーチャンダイジング部門と広告部門が直近より大幅に躍進している。特に後者は映画『劇場版すとぷり はじまりの物語~Strawberry School Festival!!!~』の配給を務めたことで、前年同期比276%増と最高売上となった。

通期の連結業績予想については、売上高が490億円、営業利益20億円(同126.6%増)などと増収増益見込み。新規TCGタイトルの展開や、アニメ関連事業の拡大により、下期偏重の業績進捗を計画している。

著者 編集部 経済・社会担当
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