地方新聞社の公認VTuber、ファン呼び込むスタンプラリー 新たな観光スタイルに期待
下野新聞社は27日、栃木県ご当地VTuber「栃宮るりは」を、宇都宮市周遊型LINEスタンプラリー「るりはとあるっ旅in宇都宮」のメインキャラクターに起用することを発表した。
栃宮るりはは、2023年より活動する、ユニバースプロダクション所属、下野新聞社公認のVTuber。地域に根差したメディア発のVTuberとして、今回地域活性化と「サブカルの街 宇都宮」のブランド強化を見据えた新たな試みで市内周遊施策を行う。
具体的には、栃宮るりは本人が選定した宇都宮市内四カ所のスポットを巡る有料スタンプラリーを実施する。
参加者は設置された二次元コードを読み取ることで、直筆コメント入り画像や応援ボイスなどの限定デジタル特典を「NFT」形式で入手できるというもの。スポットには宇都宮観光案内所、宇都宮フェスタ、宇都宮オリオンスクエア、下野新聞本社が選ばれている。
下野新聞社は「弊社公認のVTuberという『IP』を担ぎ、そのファン層を地域に誘致することで、どの程度の集客と経済効果を生み出せるかを検証いたします」と、今回の施策の意図を説明。今回の取り組みを単発で終わらせず、ファンコミュニティを地域に呼び込む観光スタイルの創出に意欲を示している。