iPhoneとAndroidの人気は“ほぼ拮抗”状態?世代で異なる支持…人気機種はiPhone SEやAQUOSなど
MMD研究所が17日に発表した2024年9月実施「スマートフォンOS端末シェア調査」の調査結果によると、メインで利用するスマートフォンのOSシェアはiPhoneが49.6%、Androidが50.1%となり、ほぼ拮抗していることがわかった。
調査は18歳から69歳の男女4万人を対象に、3万4868人の回答を分析、年齢層による特徴的な傾向が明らかとなった。iPhoneは若年層での利用が顕著で、20代女性で80.9%、10代女性で80.2%、20代男性で69.9%と高い普及率を示した。一方、Androidは60代男性で62.3%、60代女性で61.8%と、シニア層での利用が目立つ結果となった。
iPhoneはSE・13・14が半数を占める
また、通信サービス別の属性分析では、iPhoneはオンライン専用プランで61.8%、Androidは格安SIM(MVNO)で63.1%と、それぞれ最も高い利用率を記録。通信事業者別では、iPhoneはLINEMOで65.5%、Androidは楽天モバイル(MNO)で62.3%が最高値となった。
現在利用している端末シリーズでは、iPhoneユーザーは「iPhone SE」が21.8%で最多、次いで「iPhone 13」が16.5%、「iPhone 14」が15.1%と続いた。Androidユーザーは「AQUOS」が26.4%でトップ、「Xperia」が19.8%、「Galaxy」が14.2%、「Google Pixel」が11.8%と続いた。Androidでは「楽天モバイルオリジナル」端末も1.5%と上位に入っており、前述の事業者別シェアにも影響していることが伺える。
次回の端末購入意向については、iPhoneユーザーの45.8%が「iPhone 16」を希望するなど、同一OSでの継続利用を検討する傾向が強く表れている。また、Androidユーザーは「AQUOS」が最も多く25.0%、次いで「Xperia」が23.7%、「Google Pixel」が15.9%となった。
調査期間:2024年9月13日~9月24日
有効回答:40,000人 ※人口構成比に合わせてウエイトバックを実施
調査方法:インターネット調査
調査対象:18歳~69歳の男女
設問数 :13問
※ローデータなど詳細は有償レポート(350,000円+税)にて記載