Googleの毎年恒例“へんてこキーボード”企画、今年は「両面使える」新作披露 売りますか?→「うらない」
Googleは10月1日、同社のキーボードアプリ「Gboard」より「従来の概念を覆す」新たなキーボードの提案として「Gboard 両面バージョン」を発表した。毎年恒例となっているGboardの”ネタキーボード”企画の最新版となる。
グーグルでは2010年初頭より、毎年4月1日のエイプリルフールにGoogle日本語入力(現・Gboard)の架空の商品を生み出す企画を実施しており、過去には「パタパタバージョン」「ピロピロ(笛)バージョン」「マジックハンドバージョン」「湯呑みバージョン」など数多くの“へんてこキーボード”のプロトタイプを作成。一昨年には101個のキーを横一列に並べた「棒バージョン」や、昨年は「帽子バージョン」などを発表し密かに人気を集めている。
今回提案している「両面」キーボードは、それらの最新版として、表裏の区別なく使用可能という設計を特徴としている。
公式ブログによれば、チームは従来のキーボードの欠点として片面にしかキーがついていないこと(?)を指摘。キーボードを誤って裏返した際に入力不能となる問題を解決すべく(?)、両面にキーを配置する革新的なアプローチを採用した…という想像の斜め上を行く開発ストーリーがあるようだ。
同日公開された動画で披露されたプロトタイプでは、両端をねじって接続する独特の形状を持っており、フロントエンド開発やバックエンド開発(プログラミング)など多様な用途に対応できると真面目にアピール。
なお、あくまでエイプリルフールのような企画なので、実際の市販されるわけではないものの、ユーザー自身がDIYで作成できるよう設計図をオープンソースとして公開している。売るのか?という質問に対してチームは「表裏一体の『うらない』キーボードですので。」という洒落たコメントで回答している。
なお、この発表がなぜエイプリルフールの4月1日ではなく10月1日なのかについては、101個のキーを持つ標準的な「101キーボード」にちなむとそちらのほうがふさわしいからとのこと。