「ELDEN RING」大型DLCが“3日で500万本”ヒット、バンナム業績に大きく貢献 ホビー後押しで大幅増益、学マスは「非常に好調」


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バンダイナムコホールディングスは8日、2025年3月期第1四半期決算を発表。売上高は前年同期比24.8%増の2,806億円、営業利益は同57.3%増の440億円と増収増益になっていることがわかったほか、直近の同社ゲームやIPコンテンツの展開状況を説明した。

家庭用ゲームタイトルなどを展開するデジタル事業では、過去に大ヒットを過去に記録したフロム・ソフトウェア「ELDEN RING」の大型ダウンロードコンテンツ「ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE」を発売。発売3日で500万本セールスを達成し、DLCでもヒットを記録したことで大きく貢献した。

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その他展開では、過去タイトルのリセール販売も800万本超えと順調に伸ばしたほか、モバイルゲームからは「ドラゴンボール」シリーズや「ONE PIECE」等の主力タイトルが引き続き安定的に推移。新規タイトルとしては、5月にサイバーエージェントと共同開発した新作「学園アイドルマスター」が「非常に好調」なスタートを見せたと伝えている。

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また、全体売上の家最も大きい割合を占める、バンダイやBANDAI SPIRITS等のトイホビー事業では、国内外においてハイターゲット(大人)層向け商品やTCG等のカード商材の人気が継続して2ケタ台での増収増益を続けている。

そしてIPプロデュース事業では、「機動戦士ガンダム」シリーズより今年1月に公開した劇場作品「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」において、第1四半期で上映地域を拡大し認知の拡大に取り組んだほか、グループ内流通でのグッズ展開を図り好調となった。

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また、新作映像作品を公開した「ブルーロック」をはじめ「ガンダムシリーズ」や「ラブライブ!シリーズ」「アイドリッシュセブン」「転生したらスライムだった件」など、バンダイナムコフィルムワークスが手掛ける映像作品群やライブイベントが押し上げ、事業利益は同135.6%増を記録している。

今後の業績予想としては当初の発表から大幅な上方修正を実施。売上高は530億円伸ばした5,550億円を見込み、上期として過去最高業績に期待している。

※本記事は投資一般に関する報道を目的としており、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資に関する決定はご自身のご判断において行われるようお願いいたします。

著者 編集部テクノロジー情報班
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