ホビーの祭典「ワンフェス」今夏は“ゴジラ誕生70周年”テーマに特撮系も活況 40周年目前に世界進出も推進


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ガレージキット、フィギュア、造形の大型即売イベント「ワンダーフェスティバル2024夏」が本日28日、千葉県幕張メッセにて開催。およそ2,000もの個人ディーラーと企業が自慢のホビーを持ち寄り盛り上がったほか、40周年となる2025年の冬開催も決定した。

ワンダーフェスティバル(ワンフェス)は世界最大級のフィギュア&ガレージキットの祭典として、毎年冬と夏に2回開催される大規模イベント。会場内は個人や小規模サークルでホビーを販売する即売会エリアと、フィギュアメーカーが出展する企業ディーラーエリアに分かれて展開される。

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昨年夏に開催されたワンフェスでは、以前のコロナ禍による規模縮小を解消し、出展ディーラー数をコロナ禍前の水準まで回復。企業出展も前回同様の出展社数となり、大いに賑わっていた。前回2月の「2024冬」からは個人ディーラーエリアを1〜6ホールに拡張、今回も同様の開催規模となり、のべ1980ものディーラーが集結した。

今年は「特撮」注目した企画展やディーラー賑わう

ディーラーで構成される即売会エリアでは「当日版権システム」と呼ばれる、会期当日かつ会場内に限り版権元からの許諾を得て他社著作物のフィギャアを販売することが出来る仕組みが存在し、企業オフィシャルで販売されるフィギャアとはまた違った「ここでしか買えない」個性豊かな貴重なアイテムが盛り沢山で、多くの買い求める参加者で賑わった。

一方、企業ディーラーエリアでは最新フィギュアの天使はもちろん、現在予約を受け付けているホビー類のデコレーションマスター、新作制作の決定告知などが行われ、主催の海洋堂を筆頭に「あみあみ」「KDcolle」等ホビー大手が集結した。

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そして、今開催ではゴジラが誕生70周年記念ということにちなんだ、東宝特撮作品がテーマのイベント内イベント「ゴジラ70周年記念 東宝特撮ワンフェス」を展開。これに関連して、今回は特撮系の参加が顕著に見受けられ、海洋堂の宮脇センムこと宮脇修一実行委員長は「想像をはるかに超える数の作品が集まり、まだまだ特撮キャラクター造形はWFの中で生き続けていくと確信した」とも伝えていた。

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今年で60周年を迎えた海洋堂

ワンフェスは来年の40周年イヤーに向けて、海外でのイベント開催を進めており、翌週の8月3日にはバンコク、10月2日には中国上海、翌年4月には韓国ソウルで開催を予定している。次回「ワンダーフェスティバル2025冬」は2月9日に開催。

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市井

著者 市井
オタク総研媒体統括 兼 合同会社サブカル通信社執行役社長。専門領域はアニメ、テクノロジー(ガジェット)、プログラミング、コンテンツビジネス。PRプランニングやIP調達なども担当しています。新作アニメ、海外スマホ、東南アジア好き。
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