サムスン、初のスマートリング「Galaxy Ring」発表 2.3gの指輪で健康管理、ただし日本はお預け
サムスン電子は10日、フランス・パリで開催された新製品発表会にて、新たなウェアラブル端末「Galaxy Ring」の発売を発表した。価格は399.99ドル(約6万円)で、日本国内での販売は現時点では行われない予定。
「Galaxy Ring」は、指輪型のウェアラブルデバイス、いわゆるスマートリングの一種で、その最大の特徴は約2.3~3.0gという軽量設計。睡眠中も快適に装着できるよう設計されており、ユーザーの健康状態を継続的に追跡する。
機能面では、サムスン最高クラスの睡眠分析機能を搭載。Sleep Score、いびき分析に加え、睡眠中の動き、睡眠潜時、心拍数、呼吸数などの新たな指標を追加し、より詳細な睡眠の質分析も可能に。月経周期トラッキング機能も備えており、夜間の皮膚温度モニタリングにより正確な周期把握を可能にしている。
利便性の観点では最長7日間動作するバッテリーを備え、10ATMの防水性能などが挙げられるほか、グレード5チタニウム仕上げにより耐久性も確保されているという。
また、自社ブランドで展開する「Galaxy AI」を活用した新機能として「Energy Score」が登場。睡眠、アクティビティ、睡眠時の心拍数、心拍変動の4要素を基に、ユーザーの健康状態を評価する。また、異常な心拍検知をする「Heart Rate Alert」機能や、ウォーキングやランニングを自動でトラッキングする「Auto Workout Detection」機能なども備わる。
サムスン社長兼MX事業部長のTM Rohは、「新たにウェアラブルシリーズに加わった新製品はSamsungの最も高度な技術とイノベーションの集大成であり、予防的なヘルスケアソリューションを通じて自分のヘルス&ウェルネスをコントロールすることを可能とします。「Galaxy Ring」で提供されるインテリジェンス、ガイダンス、情報は、ユーザーがデータから有意義なインサイトを読み取るのに役立ち、スマートなウェルネス体験を広げて新時代を切り開くでしょう」と述べ、新製品への期待を示した。