「LINEマンガ」など運営のWEBTOON、NASDAQ上場 500億円規模を調達、全世界に制作〜流通販路形成


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「LINEマンガ」運営企業などを傘下に持つWEBTOON Entertainment Inc.(WEBTOON)は6月27日に米国NASDAQ市場への新規株式公開(IPO)を行った。

WEBTOONは26日に合計1,500万株の普通株式を1株21ドルで公開すると発表しており、約3億1,500万ドル(約507億円)の資金調達を見込んでいた。ティッカーシンボルは「WBTN」で、上場当日の相場は9.5%高騰で取引を終了、直近の終値は22.83ドルとなっている。同社はIPOを通じて広告展開を含めたプラットフォームへの投資を行うという。

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WEBTOON社はマンガ・ウェブトゥーンの制作スタジオや流通プラットフォームを複数地域で展開するグローバル企業として、韓国ネイバー系列より2005年に創設された「NAVER WEBTOON」や、米国の投稿型サイトとして2021年に買収した「Wattpad」などの運営を行う。

また、日本拠点では株式会社LINE Digital Frontierにて「LINEマンガ」を中心に展開しており、同サービスはグローバルでの月間利用者数が8,500万、累計ダウンロード数2億超、月間流通額が100億円を超える一大プラットフォームに成長。直近には同社子会社にして電子書籍関連サービス「ebookjapan」を運営していたイーブックイニシアティブジャパンが吸収合併し、経営の一本化が行われるなど、エンタメ業界でも大きな存在感を放っている。

オタク総研編集部

著者 オタク総研編集部
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